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令和6年度「教育について考える」福島大学高校生セミナーを開催しました!

 令和6年8月20日(火)、福島大学において、令和6年度「教育について考える」福島大学高校生セミナーを開催しました。このセミナーは、令和4年度より導入された「普通科における特色あるコース推進事業」の教育コース導入校及び導入予定校の生徒を対象として、教育の現状や情勢に関する見識を深めてもらうとともに、福島大学と連携して、将来、本県教育の発展に寄与する人材を育成するために開催しています。今年度は270名を超える高校生が福島大学に集まりました。
 1年生には、『特別支援教育の視点から教育を考える』(鶴巻正子教授)、『「学校」とはなにか?「教師」とはなにか?』(神山真由講師)という二本立ての講義に加え、学生ボランティアの皆さんによる大学案内プログラム(大学図書見学館含む)を用意しました。

 2年生には、各教科専門の先生方による教材研究、授業づくり、模擬授業体験といったより実践的なプログラムを用意しました。初等教育4講座(国語、算数、社会、理科)、中等教育7講座(国語、数学、社会、理科、英語、保健体育、音楽)に加え、今年度は初めて特別支援教育講座(障がい理解)も開設しました。
 緊張しながらも真剣に講義を受け、いよいよ教材づくりです。仲間や大学生たちと検討を繰り返し、授業案を考えていきます。

 発表(模擬授業)の時間です。生徒役の大学生の意外な質問に戸惑ったり、いろいろな教材を駆使して身振り手振りを交えながら授業したり、緊張の中にも多くの学びがあったようです。

 閉講式では、大沼博文教育長が「皆さんが教師を目指す理由、教育コースを選択する理由は何ですか。」そして「学校とは何か、教師とはなにかを問い続け、その上で次世代の子どもたちのために教師という仕事を目指してくれたら喜びです。」と高校生たちに語りかけました。次世代を担う将来の先生の卵たちに期待します。