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福島県立図書館から「探究学習に役立つ統計情報サイト」のお知らせ

 令和4(2022)年度から、高校で「総合的な探究の時間」が始まりました。今は、将来を予測することが極めて困難な時代。だからこそ、自らの力で豊かな人生を切り拓き、多様な他者と共に豊かな社会や地域を創造する力が求められています。
 そこで「総合的な探究の時間」では、「実社会や実生活と自己との関わりから問いを見いだし、自分で課題を立て、情報を集め、整理・分析して、まとめ・表現することができるようにする」ことを目標として掲げ、よりよい社会と幸福な人生の創り手となる力を身につけられるようにすることが重要であるとしています。
(高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総合的な探究の時間編)

 探究学習を進める上で、情報の収集や整理・分析は必要不可欠です。新聞や書籍から情報を得ることはもちろん、実際に学校で統計データを利用する場面が増えています。そこでインターネットで利用可能な統計情報サイトについて、ご案内します。

「国内の統計を探したい」なら

 まずは、総務省統計局が提供する「e-Stat 政府統計の総合窓口」を使ってみましょう。こちらは統計情報のポータルサイトです。膨大な統計データが集積されているので、初めて使うときは、もう一つの「日本統計年鑑」などの冊子体の統計書や、サイト内の「統計データFAQ」などで必要なデータのある統計名を特定してからアクセスしてみてください。
 また、総務省統計局の「日本統計年鑑」もあります。こちらは、国内の政府主要統計をまとめた資料です。分野別に分かれているため、各分野でどんな統計があるのかを把握するのに適しています。

「福島県内の統計を探したい」なら

 福島県企画調整部統計課が提供している「福島県統計年鑑」がおすすめです。明治時代から毎年発行されている、福島県の最も基本的な統計書です。
 さらに「一目でわかる福島県の指標」もあります。こちらも福島県企画調整部統計課が提供しているもので、「福島県統計年鑑」などに掲載されている各種統計データを、「図書館数(人口10万人当たり)」など項目別に1ページでわかりやすくまとめたものです。全国順位や近年の変遷など、福島県の現状が一目で分かるようになっています。

「そのほかの統計を探したい」なら

 国立国会図書館の調べ方案内「リサーチ・ナビ」があります。統計をはじめ、様々な調べ方をまとめており、統計の調べ方では、基礎編のほか、応用編、長期統計などもあります。

 福島県立図書館では、各種統計書や統計データの扱い方など、統計に関する様々な資料を所蔵しています。お探しの資料や気になることがありましたら、福島県立図書館までお問い合わせ下さい。
福島県立図書館 電話024-535-3220
https://www.library.fcs.ed.jp/