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多様性を力に変える教育の実現に向けて~合理的配慮の申請による選考試験で合格した若手教員からのメッセージ(その1)~

  福島県では、急激な社会の変化の中で、「自分の人生を切り拓くたくましさを持ち、多様な個性をいかし、対話と協働を通して、社会や地域を創造することができる児童生徒」を育成するために、学びの変革を実現できる教員を求めています。
 令和6年度福島県公立学校教員採用候補者選考試験第一次案内(PDF)
 (クリックすると一次案内が開きます)  
   ※ 詳しくは4月下旬に公開される令和6年度選考試験実施要項をご覧ください。

 令和3年度に福島県公立学校に採用になった新任教員からのメッセージ動画。今回は、第2回目にもお知らせした合理的配慮の申請による選考試験を受験して合格した越前由喜さんを改めて紹介します。インタビューでは、障がいを持ちながらも子どもたちや同僚の先生方と積極的に関わり、福島の教員としてのやりがいを感じながら日々を送る様子が伝わってきました。

中学のとき聴覚障がいのある先生と出会って、耳が聞こえないからこそ伝えられることがあると教わった

手話を交えてインタビューを受ける越前さん(画像をクリックすると動画が流れます)

 越前さんが教員を目指したきっかけは、聾学校(現:聴覚支援学校)の中学部に入学し、聴覚障がいのある先生に出会ったこと。その先生の姿から、耳の聞こえない自分だからこそ子どもたちに伝えられることがあると教わったそうです。自分が生まれ育った福島の子どもたちに、「障がいは乗り越えるのではなく、向き合うことが大切だと伝えたい。」越前さんはそう語ります。

子どもたちと積極的にコミュニケーションをとります。
明るく笑顔いっぱいの子どもたちに元気をもらっているそうです。

子どもたちも職場の同僚も、自分の障がいを理解し、コミュニケーションを取ってくれます

 平支援学校では、身体に障がいのある子どもたちと一緒に勉強しています。子どもたちは、越前さんの耳が聞こえないことを理解し、名前を呼ぶときは肩をポンポンとたたく合図をしてくれて、手話や身振り手振りで一生懸命に言いたいことを伝えようとしてくれるそうです。
 また、「勤務校の先生方は、授業づくりや教材研究でつまずいたときには、解決に向けて一緒に悩みながらアドバイスをしてくれます。また、手話を学んだり、透明マスクを着けて会話してくれたりする先生も多く、優しさあふれる学校です。」と越前さんは話します。

 今後は、障がいの有無に関わりなく、スポーツの楽しさを子どもたちに伝えていきたいそうです。これからも、がんばれ越前先生!
 
 福島県には、合理的配慮の申請による選考試験により合格し教員として活躍している方もいらっしゃいます。興味を持った方は、ぜひ4月下旬に福島県教育委員会ホームページに掲載される令和6年度選考試験実施要項をご覧ください。
 


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