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福島県立会津高校と福島県立郡山高校が第76回 全日本合唱コンクールで金賞を受賞!

 令和5年11月29日(水)、福島県立会津高等学校と福島県立郡山高等学校の2年生、校長先生と顧問の先生が、第76回全日本合唱コンクールで両校ともに金賞を受賞したことを報告するため、県庁に来てくれました!!
 今年の全国大会は、10月28日(土)に香川県のレクザムホールで行われました。東北代表として高等学校部門Bグループ(33人以上)で出場したのが、会津高校と郡山高校(両校とも混声合唱)。両校を代表して会津高校の鈴木校長先生から「今後も感動と元気を届けられるような演奏を目指して頑張りたい」とのあいさつのあと、2人の高校生が全国大会出場の思いなどを話してくれましたので、ご紹介します。


1 会津高校のハーモニー

 会津高校は、全日本合唱コンクール高等学校Bグループにおいて、12大会連続16回目の金賞受賞、さらに2位に相当する香川県知事賞を受賞!!課題曲に「恋の色彩」から「I-空と涙について-」(田畠佑一作曲)と、自由曲「混声合唱とピアノのための『夢の潟湖(ラグーナ)』」(佐伯圭作詩、宮本正太郎作曲)を披露。顧問の先生から「課題曲の詩は古典なので、詩に込められた意味をみんなで訳して共有しました。歌詞も意味も覚えているかどうかテストすることで、詩の内容を自分のものにしていきました」とありました。ラテン語など外国語の楽曲の場合、訳して意味を自分の中に落とし込むということはよくありますが、日本語でも同じ。会津高校は、古今和歌集の歌詞を理解して旋律に乗せることで、曲に彩りと深み、そして重厚感を持たせて歌い上げました。

 今までやってきた練習の成果を出せたことで金賞を受賞でき、達成感とうれしさで胸がいっぱいになりました。(先輩たちの連続金賞受賞で)プレッシャーはありましたが、それに応えられるように日々努力をしてきたので、結果が出せてよかったです。これからも聴いてくださる方の心に届くような演奏を目指して、情感豊かな音楽を作ることを目標に頑張りたいです。

会津高校合唱部部長より(一部抜粋)
顧問の先生から「アンサンブルコンテストは個人の技量をアップさせる良い機会」とありました。


2 郡山高校のハーモニー

 郡山高校は、全日本合唱コンクール高等学校Bグループにおいて、5大会連続9回目の金賞を受賞!!課題曲に「Deux choeurs(二つの合唱曲)」から『 Les fleurs et les arbres(花々と木々)』( Camille Saint-Saëns 詩曲)、自由曲に 「混声合唱のための『やさしさは愛じゃない』」から『でも、だめ』『やさしさは愛じゃない』(谷川俊太郎作詞、三善晃作曲)を披露。課題曲も自由曲も、なんと伴奏がないア・カペラ。顧問の先生から「ピアノがないので、歌声だけで立体感なり表現なりを作っていかないといけないので難しいですけど、面白さもあります」とありました。郡山高校は、課題曲も自由曲も、ソプラノが高音域の旋律を透明感のある歌声で、アルトや男声パートが柔らかな歌声で歌い上げました。

 大会までに苦労したことは、(2年生として)3年生と1年生を支えるというところです。たくさん苦労はありましたが、2年生の意識を変えてサポートすることで、自分たちの音楽を作り出すことができました。全国大会で歌っている時は楽しくて、歌い終わったときにこれで終わってしまうんだなと実感しました。今後はアンサンブルコンテストに向けて頑張りたいです。

郡山高校合唱部部長より(一部抜粋)
郡山高校は、きのある、とした、明感のある 「かりんとう」 の響きをモットーにしています。


3 大沼教育長からエール

 大沼教育長から、「コロナ禍でインフルエンザ対策も講じながら、全国大会金賞に至るまではいろんな苦労があったと思います。学校関係者や地域の皆さんの応援や支えがあって、見事に先輩たちの伝統を受け継いでの金賞受賞となりました。何よりも県民のみなさんが『合唱王国福島』を引き継いでくれたことを誇りに思っています。今後も皆さんの歌声を届けてほしい。」とありました。

 会津高校の皆さん、郡山高校の皆さん、第76回全日本合唱コンクールでの金賞受賞、おめでとうございます。審査結果発表前の歌合戦も、みなさんから歌う喜びが、全身から伝わってきて、歌の力を感じました。これからも素敵な歌声を響かせてください!!

※ぜひ会津高校と郡山高校のnoteサイトとHPもご覧ください。


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