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いじめ防止推進校の紹介(第2回)下郷町立下郷中学校・生徒会

子どもたちを取り巻く環境が変化する中、さまざまな関係機関と連携・協力して、いじめの未然防止、早期発見・対応、適切な支援につなげていくことはとても大切なことです。
今回は、いじめ防止に積極的に取り組む県内3つのいじめ防止推進校の活動をお届けするシリーズの第2回目。中学生ならではの気づきや小さなつぶやきをいじめ防止に役立てようとする取り組みを紹介します。第2回目は、下郷町立下郷中学校のみなさんです。

【学校紹介】

本校の生徒会では、いじめ防止を推進するにあたり、
○令和元年度よりSNS機器の使い方の約束「3K」
○令和3年度よりいじめ撲滅宣言「レッドリーフ運動」
を実践しています。

                        校長先生へのインタビュー

【生徒会の活動の様子】

(1)校長先生へのインタビュー
令和5年度の学校スローガン「認めあい 思いあう 下中生」
に込められた思いを、校長先生にインタビューしました。
『合わせるだけではなく、自分の考えや素直な気持ちを人と共有する』
『時には相手とぶつかりながら感じて、考えることを大切にする』
『そうした経験を積んで、心を成長させる』

そういった、校長先生の思いを受け、生徒会スローガンを
【Respect others リスペクト・アザーズ】に決定しました。

(2)SNS機器の使い方の約束「3K」
SNS機器の使い方の約束「3K」といじめ撲滅宣言「レッドリーフ運動」について、生徒会総会で確認するとともに、保護者にはPTA総会で伝えました。学校と家庭でいじめを未然に防いでいく姿勢を大切にしています。
「3K」・・・健康のK、家庭学習のK,危険な使い方のK

(3)いじめ撲滅宣言「レッドリーフ運動」
「レッドリーフ運動」とは、第二次世界大戦下に、デンマーク国王が赤いリボンを胸につけて、ナチスの侵略に抵抗し、それに共感した市民が次々と赤いリボンをつけていった逸話を指しています。下郷中においてもいじめを許さない風土をつくっていこうと「レッドリーフ運動」を始めました。今年度は、葉の形をした紙に、一人一人が「いじめをなくすために自分が大切にしたいこと」を書き記して貼り付け、レッドリーフの木を完成させました。

【いじめ防止ラウンドテーブルに参加して】(8月)

“哲学カフェ”リニューアルオープン!!

正解のない問題について、みんなで自由に語り合う哲学カフェがリニューアルオープンしました。哲学カフェでは、様々なテーマについて、自分の考えを話し、相手の話に耳を傾け、考えを深めています。
2学期までは不定期で開催していましたが、3学期からは毎週月曜日のお昼休みに図書室で開催しています。3学期最初のテーマは『なぜ勉強がイヤになるのか』です。否定をせず相手の意見を受け入れ、気持ちよく討論することで、温かい気持ちや心が育まれるよう哲学カフェを継続していきたいと思います。

福島県教育委員会では、生徒自身が本気でいじめと向き合い、自分事として考える姿を積極的に発信していきます。下郷中学校の「哲学カフェ」のように、中学生が自分や自分の身の周りのことを本音で語り合える場の工夫も、いじめ防止への大きな抑止力につながります。温かい気持ちを育むみなさんの取り組みを、これからも応援していきます。

いじめ防止に積極的に取り組む「いじめ防止推進校」の活動、第3回は広野町立広野中学校をお届けします。


※第1回の白河市立白河中央中学校の取り組みも、ぜひご覧ください。

#いじめ防止 #哲学カフェ

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