福島国際研究教育機構（F-REI：エフレイ）を知っていますか？名前は聞いたことがあるけど、何をやっているか分からない・・・という方も多いのではないでしょうか。
　F-REI は、2023年４月に浪江町に国が設立した研究教育機関です。F-REI には「研究開発」「産業化」「人材育成」「司令塔」の４つの機能があり、そのうち「人材育成」の取組の一つとして、地域の未来を担う若者世代を対象とした連続的な人材育成を進めるというミッションがあります。そこでその第一歩として、地域の小学生を対象に科学に親しみを持ってもらう機会として、ペットボトルロケットを作る科学実験教室を開催しました。今回はその時の様子をご紹介します！！

１　ペットボトルロケットを作るぞ！

　１０月１５日（日）、あいにくの雨でしたが、浪江町にあるふれあい交流センターに、浜通り地域などに住む６組１８名の親子が来てくれました！！「ゆうこ博士のわくわく科学教室」として子ども向けの科学教室を開催している網倉優子先生を講師にお招きして、網倉先生と一緒にペットボトルでロケットを作りました。
　子どもたちは細かい工作作業に一苦労。しかし、網倉先生から「細かいところが飛距離に大きく影響する」と教えられると、より一層、真剣な様子でペットボトルロケットを作っていました。

２　いざ、打ち上げ！

　いよいよ、打ち上げです！雨ですが、打ち上げを楽しみにしている子どもたちはなんのその。いよいよ自分の順番になり、ロケットに水を入れて打ち上げると、子どもたちから歓声が。水の量と入れる空気の量で飛距離が変わるので、次はより飛距離を伸ばそうと試行錯誤していました。

３　打ち上げを終えて・・・

　打ち上げ後、網倉先生から「本物のロケットも何度も失敗し、そのたびに改良され作り上げられていきます」との話に、子どもたちは真剣に聞き入っていました。

　アンケートでは、保護者の方からご好評の声をいただきました。また子どもたちの笑顔も見れて、運営側としてもやってよかった！と思える、そんな科学実験教室となりました。
　F-REI では引き続き、こうしたイベントの開催を予定しておりますので、ぜひご参加ください。子どもたちの中から、将来 F-REI の研究者が誕生することを楽しみにしています！！

※F-REIのホームページも、ぜひご覧ください。