見出し画像

福島県の子どもシェフたちによる「ふくしまっ子ごはんコンテスト」のオリジナルレシピを紹介!!Part2~中学生の部~

 福島県教育庁健康教育課では、「ふくしまっ子ごはんコンテスト」を開催しています。このコンテストは、献立の作成や食材の準備、調理等、ごはんを主食とした一連の食事づくりを通して、生活習慣の改善や朝食摂取を基本とした望ましい食習慣の形成を図るとともに、自ら健全な食生活を実践する力(食べる力)の育成と、米を中心とした日本型食生活や地場産物について関心を高めることを目的として実施しています。
 小学生は朝食づくり、中学生は弁当づくりに取り組み、その作品の応募数は増加しています。今回は、令和4年度に行われたコンテストの中で、前回(当公式noteサイトに5月24日掲載「小学校上学年の部」)に引き続き、優秀な成績を収めた中学生の部の力作を2つ紹介します。 

1 棚倉町立棚倉中学校 2年 佐藤 穏月空さんの献立
 「夏野菜弁当」

弁当の名前にもある通り、主に夏野菜を使い、旬を意識して作りました。肉巻きにオクラとパプリカを加えて、彩りと栄養バランスを工夫しました。夏野菜たっぷりの夏バテ防止満点弁当です。

佐藤 穏月空さんのアピールコメント

〈3色パプリカとオクラの肉巻き〉

【材料(一人分)】
・パプリカ(赤、黄、オレンジ) 各1/2個
・オクラ 2本
・豚ロース 2枚
・サラダ油 5g
・酢 小さじ1
・しょう油 小さじ1
・砂糖 小さじ1
【作り方】
①パプリカは水で洗い、細切りにする。
 オクラは、へたと先を切る。
 豚ロース肉に、塩、こしょうをふる。
②酢、しょう油、砂糖を混ぜる。
③豚ロース肉で、パプリカとオクラを巻く。
④オーブントースターで5分焼く。
⑤フライパンにサラダ油を入れ、④を焼く。
⑥⑤に②をからめる

〈インゲンの卵炒め〉

【材料(一人分)】
・さやいんげん 1本
・卵 1/2個
・塩 適量
・こしょう 少々
・パプリカ 5g
・サラダ油 10g
【作り方】
①さやいんげんは、下ゆでしておく。卵をといておく。
②フライパンでさやいんげんとパプリカを炒める。
③②に卵を加える。
④混ぜて軽く炒める。

2 只見町立只見中学校 3年 大束 咲来さんの献立
 「夏を味わうお弁当」

野菜のほとんどは家でとれた物を使用しています。その中でも炊き込みご飯には、南郷トマトを使用しています。彩りや栄養バランスを考えて作りました。味付けはシンプルにして、素材本来の味を感じられるようにしました。

大束 咲来さんのアピールコメント

〈南郷トマトのたきこみごはん〉

【材料(一人分)】
・白米 0.5合
㋐南郷トマト 1/4個
㋑とうもろこし 20g
㋒しめじ 10g
㋓玉ねぎ 10g
㋔コンソメ 小さじ1
㋕塩 少々
・黒こしょう 少々
【作り方】
①米をとぎ、少し水を減らして吸水させる。
②とうもろこしは、ゆでて芯から実を外す。
③しめじは、石づきを落としてほぐす。
④玉ねぎは、みじん切りにする。
⑤吸水させた米に、㋐~㋕の材料を全て入れて炊く。
⑥炊き上がったら、混ぜて、黒こしょうをかけて、さらに混ぜる。

〈なすと大葉の甘辛炒め〉

【材料(一人分)】
・なす 30g
・大葉 10g
・ごま油 小さじ1
㋐みそ 小さじ1/2
㋑砂糖 小さじ1/2
㋒みりん 小さじ1/2
㋓酒 小さじ1
【作り方】
①なすは、乱切りにして水にさらしておく。
 大葉は、せん切りにする。
②㋐~㋓は、合わせておく。
③なすをごま油で炒める。
④③に②を入れて、さらに炒める。
 最後に大葉をからめる。

写真は、10月9日に行われた令和4年度ふくしまっ子ごはんコンテスト(中学生の部)の様子です。

 最終審査に出場した生徒の保護者の方からコンテストについての感想をいただいておりますので、その一部を紹介します。

・最終審査へ向け子供の作る弁当を家族で何回か食べ会話が増える事に喜びを感じました。また、台所に練習に立つ後ろ姿に成長を感じ頼もしく思えるようになりました。自分で体験し、収穫してきた材料を使用し、お弁当を作り上げる事ができたのはとても良い経験になり、本人にとっても今後の自信につながっていけると思います。
・幼い時から料理が好きで、よくお手伝いをしていました。小1から毎年応募していたごはんコンテストも今年が最後です。毎年夏休みの恒例行事で、親子共に楽しみながら取り組んでいました。食べる事も作る事も楽しみながら取り組む姿は、娘のこれからに必ず活かされると思います。本番もお弁当を食べた人を笑顔にできるといいなと思います。

保護者の感想(一部抜粋)

 中学生のみなさん、今回紹介したレシピを参考に、自分でお弁当をつくってみませんか?お弁当づくりは自立の第一歩。外で買って食べるより安くすむだけでなく、栄養のバランスや時間配分を考える力が身につくなど、いいこと尽くめです!
 令和5年度も、「ふくしまっ子ごはんコンテスト」を実施します。たくさんのご応募をお待ちしています!

この事業の一部は、東日本大震災子ども支援基金によって実施されています。