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文部科学大臣表彰受賞者 教育長表敬訪問


 令和6年12月18日(水)、文部科学大臣表彰を受賞された先生方が教育長室を訪問し、大沼教育長に受賞の報告を行いました。かつての同僚でもあった先生方は大沼教育長を囲み、これまでの勤務の思い出や受賞を受けての思い、現在の学校の取組や本県教育の課題への対応などを語り、心温まる場となりました。
 受賞した3名の御功績を紹介いたします。 

福島市立福島第四小学校 石幡 良子 校長

県教育庁義務教育課長として、関係機関と連携しながらリーダーシップを発揮し、本県教育の中枢として学校のチーム力の最大化など県の教育施策推進に大きく携わった。現在は、校長として教育行政に長年携わった経験を活かして学校経営に力を注いでおり、県小学校長会長の要職を務めながら、小学校教育の充実と振興に貢献している。

二本松市立二本松第一中学校 佐藤 隆宏 校長

県教育庁健康教育課長として、児童生徒の体力向上、健康課題の解決、食育の推進にリーダーシップを発揮したほか、新型コロナウイルス感染症の対策に国や市町村教育委員会と連携して取り組んだ。現在は校長としてコミュニティ・スクールの機能を生かしながら、保護者や地域とともに子どもが主体となる学校運営に尽力している。

福島県立聴覚支援学校 西村 則昌 校長

県教育庁特別支援教育課長として、第二次福島県県立特別支援学校全体整備計画の具現化を推進し、特別支援教育の充実と環境整備に手腕を発揮した。現在は校長として地域や関係機関と連携しながら、誰一人取り残さない教育・支援体制の構築に努めるとともに、県特別支援学校長会会長の要職を務め、県内の特別支援学校の充実、発展に尽力している。

懇談

 始めに、教育長から受賞した感想について質問があり、それぞれの先生方から授賞式の様子や、賞を受けて身の引き締まる思いであることなどの感想がありました。その後、各学校の現在の取組などについて懇談がありました。

 まず、働き方改革について、石幡校長から校長の意識が変わることで学校の在り方が変わることの実感や、教育情報誌に学校経営の好事例として福島四小の取組が紹介されたことの報告があり、取組を継続して横展開していきたいという意気込みが話されました。また、佐藤校長からは校則改正の検討や、集会、体育祭の運営を生徒に任せたことで、生徒の活躍の場が増しただけでなく、先生方の負担軽減にもつながったことが報告されました。
 次に、部活動の地域移行について佐藤校長から話があり、生徒が主体となって競技団体等と相談しながら地域で活動することを進め、協力してくださる人とつながっている事例が報告されました。文化部においても、活動内容を見直すことで地域の方々に活動を支えていただく案が生徒から出てくるなど、行政の力だけを頼らずに、学校が主体となって地域移行を進めていくこともできると話がありました。
 これに対し、大沼教育長から、子どもたちがどういう活動をやっていきたいのかという視点から話が始まっているのが良いとの話がありました。
 県特別支援学校長協会の会長を務めている西村校長からは、1月に楢葉町の新校舎に移転するふたば支援学校について話題になり、新築の建物をまだ見ていないので、落成式に出席するのが楽しみだという話がありました。

 長年に渡り本県教育の充実に力を発揮し、このたび受賞された先生方に、改めて敬意を表します。おめでとうございました。