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「共に、新たな未来を。 together 〜ふくしまで、先生になろう〜」福島県の新任教員からのメッセージ(その8)

 福島県では、急激な社会の変化の中で、「自分の人生を切り拓くたくましさを持ち、多様な個性をいかし、対話と協働を通して、社会や地域を創造することができる児童生徒」を育成するために、学びの変革を実現できる教員を求めています。
 すでに、令和6年度教員採用候補者選考試験の受付は終了しており、志願者の方々は、7月22日、23日の第一次選考試験に向けて準備を進めているところだと思います。
 今回は令和2年度に福島県公立学校に採用になった新任教員からのメッセージをお届けします。福島県の教員を目指したきっかけや教員としてのやりがいについて、特別支援学校教諭として現在、福島県立会津支援学校に勤務する 月野ひとみさん(インタビュー当時、福島県立聴覚支援学校勤務)の思いを受け取ってください。
 ※この記事は、「令和3年度福島県公立学校教員採用案内」のパンフレットをもとに作成しました。

障がいのある子どもたちの可能性を伸ばしたい

 月野さんは、大学生の時に福島県内の特別支援学校を見学し、どの学校でも先生方が熱心に指導している姿を見て、感銘を受けたそうです。「地元の福島県で、意欲的な先生方と共に障がいのある子どもたち一人一人の可能性を伸ばしていきたい」と考え、福島県の教員を志望しました。

子どもたちに提示する際は、絵・板書・モノを効果的に活用して視覚にも働きかけます

教員の仕事の魅力は、子どもたちの成長を間近に感じられること

 教員という職業の魅力について、月野さんは次のように語ります。
「一緒に学習や運動をして生活する中で、子どもたちの成長を間近に感じられることです。少し前までできなかったことができるようになった瞬間に立ち会えた時は、子どもたちの成長に心から感動しています。」

子どもたち一人一人にあったきめ細かな指導

 聴覚支援学校の子どもたちは、学年を超えて仲がよく、思いやりにあふれ、自然に「大丈夫?」「頑張れ!」「手伝うよ。」などの言葉がけができます、と語る月野さん。
「多くの授業は少人数で行っているので、きめ細かな指導ができます。毎日の学校生活で、子ども一人一人との関わりが深く、子どもたちをよく知り、その子に合った指導ができることはとても魅力的です。」
 子どもたち一人一人に向ける月野さんの温かで優しいまなざしが、伝わってきます。

話の内容を子どもたちが理解できるように、口の形が分かるように会話します。

福島県教育委員会が掲げる「教員の指導力の向上」「学校のチーム力の最大化」に向けて

 このインタビュー当時、福島県の教員としてのやりがいやこれからの目標について、月野さんは次のように語っていました。
 「学校では、専門的な知識を身につけるために先輩の先生方からたくさんの指導をいただき、とても勉強になっています。職場内での学び合いの場が多く、実践的な指導力も身につけることができます。今後の目標は、子どもたちが『わかった!』『できた!』と思える授業をすることです。子どもたちとしっかりと向き合い、教材研究を丁寧に行い、よりよい授業ができるように目指していきます。」
 教員生活も4年目となる現在、月野さんは子どもたちの『わかった!』『できた!』を糧に、教員としてさらに成長し続けていることでしょう。

福島県の教員を目指す人へのメッセージ

 最後に、月野さんからのメッセージです。
「ふくしまの未来を輝かせるこどもたちを、一緒に育てていきましょう。」

 本県の公立学校教員採用候補者選考試験一次試験日まで1ヶ月を切りました。志願者の皆さん、ベストを尽くして頑張ってください!
 ふくしまの教員として、共に、新たな未来を作っていきましょう!

#福島県 #教員採用試験 #特別支援学校教諭