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第12回特別支援学校作業技能大会が開催されました!(その1)

 7月31日(水)、ビッグパレットふくしまにて、県内の特別支援学校19校から203人が参加し、4つの作業技能検定(ビルクリーニング、喫茶接遇サービス、パソコンデータ入力、店舗販売)や作業製品品評部門、あん摩・鍼施術評価部門などで、日頃の学習の成果を競い合いました。

 開会式では、大沼教育長から出場する生徒たちへ「将来の大きな夢や希望の実現に向け、それぞれの検定や発表に自信を持って挑戦してください。」と励ましの言葉がありました。そして、石川支援学校の代表生徒が「私たちは、将来の大きな夢に向かって、自分たちができることを一つ一つ積み重ねて、様々な困難を乗り越えてきました。今は、これまで支えてくださったすべての皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。夢の実現に向けて、一歩を踏み出すために、私たちはビッグパレットふくしまに集いました。」と開会宣言をし、技能大会の幕開けとなりました。
 多くの来場者が参観する中で生徒は緊張しながらも、真剣に作業技能検定等に取り組み、多くの学びを得たようです。
 大会を通して、生徒が考えたことや将来に向けて学んだこと、来場者の感想など、3回に分けてご紹介いたします。

<パソコンデータ入力部門>

 パソコンデータ入力部門には生徒36名が出場し、アンケート用紙のデータ整理を時間内(競技時間35分間)で行いました。
 生徒は上の級を目指して集中して入力作業に取り組みました。

<出場した生徒の声>
・初めて技能大会に参加しました。最初は緊張して少し打ちづらかったですが、途中から慣れて正確にデータ入力ができたのが良かったです。
・実際に社会に出た時にすごく必要になってくるのでミスの数を減らせていけたらと思います。
PC入力のスキルを卒業後の仕事にいかしたいです。

<喫茶接遇サービス部門>

 喫茶接遇サービスでは、お客様からの注文に合わせて飲み物等の提供をしました。お客様を待つときの立ち方や礼の仕方、飲み物のセッティングの仕方など、約30の評価項目をクリアできるように作業の流れを覚えて真剣に接客しました。

<出場した生徒の声>
お客様が気持ちよく、その接客ができるように学んだことを生かし、卒業後実践できるように取り組みたいです。
お客様への接し方や誘導など、一から教わり、笑顔で相手を見ることも習いました。今回のことを生かしてみたいと思います。
サービス業で働くことを希望しているので明るくお客様のことを第一で考え、一つ一つの行動を早くするなど効率を意識して働きたいです。

 生徒一人ひとり、自分が出場した技能検定で大きな学びを得ているようです。その2では、あんま・鍼施術評価部門、店舗販売部門について、ご紹介します。