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元気いっぱい、笑顔いっぱい!荒海小        南会津町立荒海小学校


記事の概要

 本校は、令和5年度に創立150周年を迎えました。福島県の南西、南会津町の田島地域にあり、栃木県との県境に位置しています。校舎からは、秀峰七ヶ岳が一望でき、緑豊かな美しい自然環境の中にあります。子どもたちは学年の枠を超えて交流を図りながら伸び伸びと学校生活を送っており、保護者や地域とのつながりが深い学校です。これから「元気いっぱい、笑顔いっぱい!」の荒海小の特色ある教育活動を紹介します!

1 表現力を磨く、えがおタイム!

 水曜日の朝に「えがおタイム」を実施しています。はじめに、全校生が元気にあいさつできる工夫として、6年生のえがおリーダー達による元気でユーモアあふれるあいさつ劇場を取り入れています。全校生が和やかな雰囲気になった後は、各学年や各委員会等の子どもたちが全校生を笑顔にする発表の場を設定しています。

えがおリーダーによる迫真の演技で全校生に笑顔を届けています。 
1年生の企画により、「おおきなかぶ」を実施しました。
学年の枠を超えて力を合わせ、大きなかぶが無事に抜けました。
図書委員会によるミニビブリオバトルを開催しました。

2 たくさんの人たちから学ぶ、ふれあい教室

 毎年、地域の方や自分の父、母、祖父母などと一緒に昔遊びや昔の玩具作りを行っています。今年度は、はじめに、奥会津昔ばなしの会の方による「昔話」を聞きました。その後、7つの昔遊び・玩具作り体験コーナーの中から自分が体験したいものを選択して楽しい時間を過ごしました。毎年、みんなが楽しみにしている授業の1つです!

地域の方にこつを教わりながら、切り絵に挑戦中です。
皿回しにチャレンジしています!
おうちの人や地域の方とともに万華鏡作りをしています。

3 歌舞伎体験

 保存会の方の協力を得ながら、地元に伝わる子ども歌舞伎の文化体験を行いました。実際に化粧を施したり、歌舞伎で使用されている衣装を着用したりして歌舞伎について学ぶことができました。

化粧をしてもらい、歌舞伎役者になりきっています。 
衣装も着用して、素敵な歌舞伎役者さんになれました。 

4 郷土料理「しんごろう」「くじら汁」づくり体験

 毎年、地域の方の協力を得ながら地域の郷土料理「しんごろう」や「くじら汁」づくりを行っています。実際に作ることを通して、地域に伝わる知恵や工夫を知ることができます。

「しんごろう」

 うるち米を半つきにして団子状にしたものを竹串にさし、甘めの味噌にじゅうねん(エゴマ)を混ぜ合わせて塗り、炭火で焼いた郷土料理です。
秋の収穫期に、豊作を喜び、作業の苦労をねぎらうために作られ、近所や親戚が集まる場でふるまわれました。

「くじら汁」

 野菜の味噌汁にくじらの脂身の塩漬けを入れた郷土料理です。
 保存が利き一年中使える塩くじらは、山間で海産物の入手が困難であった南会津において、非常に重宝された食材でした。

手順に沿って、みんなで力を合わせて「しんごろう」づくりに挑戦しました。 
一生懸命作った「しんごろう」が、まもなく焼きあがります。 
できた「しんごろう」と「くじら汁」は、おいしくいただきました!

終わりに

 荒海小学校では、紹介した活動以外にも、保護者の方や地域の人たちの協力を得ながら、たくさん学ぶ機会があります。「心一つに荒海魂」を合い言葉に、これからも様々な活動を通して郷土愛を育む教育の実践を展開していきます。日々の教育活動の様子につきましては、本校のHPをご覧ください。