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第11回特別支援学校作業技能大会を開催しました!(その3)

 令和5年8月4日(金)、ビッグパレットふくしまにて、県内の特別支援学校19校から186人が参加し、4つの作業技能検定(ビルクリーニング、喫茶接遇サービス、パソコンデータ入力、店舗販売)をはじめ、作業製品品評部門やあん摩施術評価部門などで、日頃の学習の成果を競い合いました。
 今回は、ビルクリーニング、作業製品品評やプレゼンテーション、来場した方々の感想などについて、ご紹介します。

1 ビルクリーニング

 ビルクリーニングは、ダスター部門、モップ部門、テーブル部門、フルエントリー(ダスター→モップ→テーブルの順に行う)の部門に分かれて行われます。決められた時間内に、それぞれの部門で30~40ある評価項目(フルエントリーはその合計)を踏まえ、61名の選手が清掃技術を競い合いました。

・今回初めての参加で、緊張してしまい看板を出すのを忘れてしまいましたが、いい体験をすることができました。将来は、清掃関係の仕事がしたいと考えました。
・これだけの緊張やみんなが見ているとは思ってもみなかったです。この大会を通じて、コミュニケーションを学びました。
・緊張したけど、学校で行っているとおりにやることができました。目標をもって頑張ることを学びました。

出場した生徒の声(一部抜粋)

2 作業製品品評やプレゼンテーション

 作業製品品評では、布・織物製品部門、革工製品部門、紙工製品部門、手工芸製品部門、木工製品部門、窯業製品部門の合計63点の出品があり、普段の学習で作った製品の技術を競い合いました。また、各学校が製品のプレゼンテーションを行い、自分たちで作った製品の良さをアピールしました。

・最初は、緊張と不安があったけど、だんだんほぐれてきて、笑顔でプレゼンをすることができました。この大会をとおして「自分が相手に伝えたいことを分かりやすく伝えること」を学びました。
自分で作った製品を色々な人たちに見てもらったり、プレゼンをして作った製品のいい所を伝えたりすることができました。
・他の学校の製品などを見て自分の学校にないものもあり、色々と作ることができるものがあると思いました。

出場した生徒の声(一部抜粋)

3 来場した皆様から

 昨年度までは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般公開することができませんでした。今年度は令和元年度以来の一般公開となり、企業の皆様をはじめ多くの方にお越しいただきました。来場した方から生徒にとって励みとなる、多くの好意的なご意見をいただきましたので、ご紹介します。

・素直にすごいと思いました。社員にも見せたいです。
・本日のイベントに参加して、一般の方と大きな差がないことを知れたことが良かったです。一生懸命に取り組むことに関しては、むしろ勝っていると思いました。このようなイベントや取り組みをもっとオープンにするとより良いと思いました。
・一生懸命に取り組んで、人前で堂々と発表する姿に感動しました。その姿に私も頑張ろう!!と力を頂きました。
・初めての見学でしたが、その技能の高さに驚きました。
とても緊張感がある中、堂々と取り組む姿が素敵でした。

来場した方々の感想(一部抜粋)

 大会を通じて、生徒たちの自立と社会参加に向けた力が育まれるだけでなく、障がいのある方への理解が深まり、地域で共に働くための土壌ができればと考えています。

 最後に生徒たちから、この大会にご協力いただいている「東日本大震災子ども支援基金」に対して、たくさんの感謝の言葉がありました。

・作業技能大会を開催していただき、ありがとうございます。貴重な体験をすることができました。本当にありがとうございました!!
・この大会は、きっと将来の自分のためになります。本当にありがとうございます。
・この大会で自分は自信がつきました。この自信を社会で生かしていきたいと思います。

生徒の声(一部抜粋)

 この大会を通して、様々な意味で大きく生徒は成長し、羽ばたこうとしています。これからも、生徒たちを応援できるよう大会を継続していきたいと思います。