UCLプログラム派遣事業参加者決定
イギリスの大学で行われる「英国教育体験プログラム(UCL-Japan Youth Challenge 2024)」への本県からの参加者が次の3名に決定しました。
福島高等学校 2年生 橋本 知歩 さん
安積高等学校 2年生 辻本 清香 さん
(辻は一点しんにょう)
会津学鳳高等学校 3年生 中村 文彬 さん
引率教諭として福島高校の柴田香教諭が派遣されます。5月28日に3名の生徒が教育長を訪問し、プログラム参加への抱負を語りました。
イギリスの高校生と普通の会話も楽しみたい、と3名とも明るく話しました。教育長からは3名の応募理由書で印象に残った点について、「日本における女性の社会進出についての課題意識」、「南相馬市小高区の状況に触れ、100の課題があれば100の産業が生まれるとした課題解決への着眼点」、「台湾に行ったことで触れた福島への誤解と文化の違いに対して、自分の力で解決しようとする視点」など、海外でも福島県をアピールできる3名への期待を話しました。
今年度のUCLプログラムのテーマは「Space and Us(宇宙と私たち)」ということで、少し難しさはあるものの、取り組みがいのあるテーマです。教育長は「この経験をとおして、夢が明確になるかもしれない。でも、逆に価値観が揺さぶられる経験となるかもしれない。その経験こそが貴重なものだ。」とエールを送りました。
福島県教育委員会では、グローバルな視点を持って地域課題探究活動に取り組み、海外でその活動を実践することを通して、将来的には本県の発展にも貢献するグローバル人材育成事業を立ち上げました。
その運営のため「福島県グローバル人材育成基金」を設置し、高校生が海外研修等に参加できるよう、県内外の企業の皆様や個人の方々からのご寄附という形で、ご支援いただきたいと考えております。目標額は2.5億円としております。ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。