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ふくしま教育通信 2023年11月号         日々の思い「レッツ レボリューション!」  義務教育課長 川井 孝寿

 ♫ 求めていたい my revolution 明日を変えることさ・・・ ♬
 この歌詞をメロディに乗せて歌える世代のみなさんが、今、学校経営の要となっていることと信じ、「改革への挑戦」を呼びかけます。
 学校現場でなかなか「多忙化解消」が進まないのはなぜでしょうか。「先生方は真面目で・・・」「自己犠牲を惜しまない」「保護者や地域のため」などとよく聞かれますが、本当にそれが原因でしょうか。

 「多忙化解消」と「働き方改革」はよく一連の流れで同義に扱われがちです。しかし、そもそも「忙しい」と感じるか否かはその人の主観、感情です。つまり、「多忙感」を感じていない人は、「解消」の必要性も感じないのです。しかも「多忙化解消」という言葉の響きが、保護者や地域に「先生が楽をしたい」といった歪んだ印象を与えることへの抵抗感も否めないと思われます。

 従って、今、我々が注力すべきは「働き方改革」なのです。「働き方」の評価には、必要性や効率性など客観的な視点が伴います。これからは「その仕事は本当に学校(教員)でなければできないことか」また「学校として持続(継続)可能か」などの観点から、新たな目で見直すことが重要なのです。実際に、数年前、私は学校現場で「清掃回数の減少」「始業日の変更」「児童が利用する町民バスの時刻表の改訂(自校の時程に合わせてもらう)」「何十年も続けてきた『子ども貯金』の廃止」などに挑戦してきました。もちろん初めは異論も出ましたが、時間をかけ丁寧に説明することで、同意や協力を得られることも多く、結果的に「働き方」という点でも成果が見られました。

 私は今、次の学校での通知票や鼓笛の見直し、運動会や文化祭などの大きな行事の精選、清掃の業者委託など、思い切った改革への挑戦を見据え、とてもワクワクしています(一日も早くその日が来ることを願いながら・・・)
 ぜひ、勇気を持って、学校の「明日の働き方」を変えていこうではありませんか!
(執筆:義務教育課長 川井 孝寿(かわい こうじ ))