新生 白河実業高等学校の取り組み 福島県立白河実業高等学校(白河校舎&塙校舎)
令和5年4月、福島県立白河実業高等学校と福島県立塙工業高等学校の統合により、新生 福島県立白河実業高等学校が開校しました。
本校は、工業科(機械科、電気科、電子科、建築科)と商業科(情報ビジネス科)、そして令和6年度まで学びを継続する農業科の3つの大学科を有する県内唯一の専門高校です。「勤勉」「至誠」「創成」の校訓のもと、高度な専門性と豊富な経験を生かし、地域社会の産業や文化の発展、地域創生に貢献する人材の育成に努めています。
今回こちらの記事では、【塙校舎】の「地域探究活動」や和太鼓部の活躍、各科の「取り組み」などについて紹介します。
(※【白河校舎】については別の記事で紹介しているので、ご覧ください!)
【白河実業高校塙校舎】
1 地域探究活動
2学年の「総合的な探究の時間」では、生徒一人ひとりが名探偵コナンになったつもりで、地域の課題を推理・探究し、解決策を考えます。自分の興味のある分野を個別に設定し、地域課題について取材するなどの探究活動を実施します。これまで、塙町防災センター、棚倉城跡、だるまランド、モトパーク森、ハイテクプラザ郡山、フランス大使館、その他さまざまな場所に取材にうかがいました。工業高校生として、地域のためにどのような活動ができるかを考え、行動しています。
2 和太鼓部の活躍
塙校舎には県内でも珍しい和太鼓部があります。地域の方々に支えられながら日々活動しており、コンクールや地域のイベントに出演し、演奏をしています。また、今年度は関西方面へ行き、清水寺や伏見稲荷大社にて奉納演奏をさせていただきました。
11月12日には、山形県で行われた東北太鼓ジュニアコンクールにも出場してきました。
3 機械科 ~丸太でベンチ製作~
昨年度の地域探究活動で調査した内容をもとに、機械科の丸太班が課題研究でベンチを製作しています。「鹿角平(かのつのだいら)に休憩できるようなベンチが欲しい」と鮫川村から要望をいただいたことがきっかけで、生徒たちはこの製作に取り掛かりました。実際に現地を視察し、担当の方と協議を進め、現在は完成に向けて製作しています。
4 機械科 ~サウナ製作~
課題研究のサウナ班では、身の回りにあるものを使ってサウナ部屋を製作し、室内の温度や湿度のデータを取りながら低温サウナを実現する研究をしています。生徒たちは実際に中に入って汗を流しながら取り組んでいます。
5 電子科 ~塙町発明工夫展 最高賞を受賞!~
電子科の3年生が課題研究で製作した「飛び出し兄弟」が塙町発明工夫展で最高賞である福島県発明協会長賞を受賞し、県発明工夫展へ出品されました。この作品はロボットのスイッチを押すと「とまって」や「横断中」などと表示され、歩行者が安全に道路を横断するのを手伝ってくれるものです。生徒たちは身近にある危険を解決しなければならない課題として捉え、課題解決に向けて協働して取り組みました。
6 電子科 ~メダル製作~
塙町生活支援体制整備推進協議会「笑顔つなげる会」の依頼を受け、カーリンコン大会のメダルをデザインし、製作しました。生徒たちは地域へ恩返しできたことに喜びを感じていました。
(※カーリンコンとは、氷上で行うカーリングを床上で行う形にしたもので、ストーンを表裏、赤と緑の2色の円盤にして競うスポーツです。)
※白河実業高校【白河校舎】の記事はこちら!!
※白河実業高校のnoteと学校のホームページもぜひご覧ください!!