多様性を力に変える教育の実現に向けて~合理的配慮の申請による選考試験で合格した若手教員からのメッセージ(その2)~
福島県では、急激な社会の変化の中で、「自分の人生を切り拓くたくましさを持ち、多様な個性をいかし、対話と協働を通して、社会や地域を創造することができる児童生徒」を育成するために、学びの変革を実現できる教員を求めています。
令和6年度福島県公立学校教員採用候補者選考試験第一次案内(PDF)
(クリックすると一次案内が開きます)
※ 詳しくは4月下旬に公開される令和6年度選考試験実施要項をご覧ください。
令和4年度に福島県公立学校に採用になった新任教員からのメッセージ動画。今回はシリーズの4回目。合理的配慮の申請による選考試験を受験して合格した根本和德さんをご紹介します。インタビューでは、子どもたちや同僚の先生方との関わりを通して、子どもたちも自らも学び合い、成長することができる「教員」という職業の素晴らしさについて語ってくれました。
障がいがあるからこそ“つたえ合い”“わかり合える”授業づくりを考え実践していく面白さがあります
根本さんは、聾学校(現:聴覚支援学校)高等部を卒業し、大学へ進学しました。千葉県の特別支援学校で教員として働いてきた経験もあり、障がいのある教員として、子どもたちの手本となるロールモデルとなるように心がけていると話していました。ICT機器を活用することに力を入れており、“つたえ合い”“わかり合える”授業づくりを日々考え、実践しています。
先生という仕事の魅力は?
さまざまな姿を見せてくれる生徒たちとの日々は、新しい発見の連続で子どもたちが成長していく様子を目にできる喜びがあります。子どもたちと生活を共にする中で、自分も改めて学びの効果に気づかされたり、授業のアイデアが浮かんだり、日々学びを実感できることが魅力です。
勤務校の子どもたちの様子は?
本校には、小学部から高等部まで合わせて200名を超える子どもたちが在籍しています。明るく、活発な子どもたちが、元気に学んでいます。手話で挨拶してくれたり、目を合わせて話しかけてくれたり、子どもたちとの毎日のふれあいが、教員として頑張る源となっています。
勤務している学校の魅力や自慢できることは?
勤務する学校は、豊かな自然に囲まれ、季節を存分に感じることができます。福島県立博物館の事業との連携もあり、五感を駆使して鑑賞したり体験したりする機会があります。子どもたちの自立と社会参加に向けて、地域資源を生かした授業づくりができることも魅力の一つとなっています。
インタビューの最後に、根本さんは「仲間たちはいます。勇気を出して福島の教員を目指しませんか。」とエールを送ってくれました。
福島県には、合理的配慮の申請による選考試験により合格し、教員として活躍している方もいらっしゃいます。興味をもった方は、ぜひ4月下旬に福島県教育委員会ホームページに掲載される令和6年度選考試験実施要項をご覧ください。