みんなでつくる 相馬支援学校 福島県立相馬支援学校
記事の概要
福島県立相馬支援学校は令和2年に相馬市から南相馬市鹿島区に新築移転しました。それまでの伝統を引き継ぐとともに、児童生徒からの発信を大切にしながら新しい取り組みを行っています。移転後は、新型コロナウイルス感染症対策で直接地域に踏み出していくことが難しい時期もありましたが、少しずつ地域に出向き、活動できることも増えてきました。仲間とともに、保護者とともに、地域とともに、児童生徒自らが感じ考え行動した活動をご紹介します。
1 相馬くるみチャンネル
相馬支援学校YouTubeチャンネルでは、保健委員会の児童生徒が出演し、健康に過ごすために注意してほしいことや体を動かすためのダンス動画などを配信しています。生徒がインタビュアーになって友達や教員に質問したり、調べたことを発表したりしています。卒業生や保護者も配信された番組を楽しく見ているそうです。
配信動画をぜひご覧いただき感想などをお聞かせくださると嬉しいです。
2 朝のごみ拾い活動
毎月1日は、高等部の電車通学の生徒を中心に、鹿島駅から学校までの通学路のごみ拾いをしています。
生徒たちによると、ごみで多いのはたばこの吸い殻であるとのこと。どうしたらごみのない通学路になるのか、なぜたばこの吸い殻が多いのかを生徒たちで話し合いました。今後、話し合ったことを鹿島区の区役所にお伝えする予定です。
3 高等部スポーツ大会
高等部の生徒会が中心になり、昨年からスポーツフェスティバルを開催しています。企画や司会などの運営も生徒たちで行います。
カードを裏返して数を競うオセロゲームやボッチャなど、グループに分かれての対戦は大いに盛り上がりました。
4 野菜の収穫
中学部では、地区の区長さんから畑を借用して、白菜やポップコーン、サツマイモ等様々な野菜を作りました。
鹿島区に移転後、初めての取り組みのため、区長さんにはたくさんお世話になりました。
最初は、雑草を引き抜くことさえおっかなびっくりでしたが、野菜の成長していく様子に興味をもち、たくさんの野菜を収穫することができました。
5 読み聞かせボランティア
小学部では、昨年度から鹿島区の読み聞かせボランティアの皆様に来校いただき、月1回絵本の読み聞かせをいただいています。
毎回、大型絵本や紙芝居、パネルシアター等に、児童たちは、目をキラキラさせながらお話を聞き入っています。
次はどんなお話を聞かせてもらえるか、楽しみにしているようです。