「つながる」ことで「深まる」学び 『いきいきと輝く自分をつくる子ども』の育成 会津若松市立鶴城小学校
学校の概要
本校は、戊辰の戦を経て、灰(かい)燼(じん)に帰した会津再建の象徴として、また、会津教学復興の殿堂として、明治6年に創立された栄町小学校を前身とし、今年度152周年を迎える歴史と伝統のある学校です。また、毎年秋に公開授業研究会を開催し、今年度で第50回の節目を迎えます。新校舎は平成28年1月に完成し、教室の窓からは、南に鶴ヶ城、北東に飯盛山、磐梯山を望みます。
1 お城の見える学校
本校の南側には、会津若松市のシンボルともいえる鶴ヶ城を望むことができます。毎年、多くの学年が生活科や総合的な学習を中心に、この鶴ヶ城をテーマとして取り上げ、学びを創り、深める取組を行っています。
お城に関係する「人、もの、歴史」から自分を見つめ直し、会津に生きる子どもとしての誇り、そこから広がる思いや願いをもって学習や生活に取り組んでいます。
2 研究校としての伝統
本校では、会津若松市の教育行政推進プラン「憧れ・学び・誇り~凛としたあいづっこの育成~」を受け、郷土会津の生んだ先人の志と行動に学び、その精神を継承し、豊かな人間性と創造性を備えた『いきいきと輝く自分をつくる子ども』の育成を目指しています。
今年度、第50回を迎える公開授業研究会は、この『いきいきと輝く自分をつくる子ども』の育成をテーマとして掲げ、子ども達同士のつながりや、学習材、過去や未来の自分、他教科など、様々な事物とつながり、時に立ち止まりながら考えを深めていく学習活動の取組を続けています。互いに視線を交わしながら、課題の解決のために真剣に話し合い、聴き合う姿は、答えが一つとは限らない問いに挑戦し続ける現代の社会に必要な力を育むものと考えます。
3 仲間とともに高め合う「鶴友会」
本校には、上学年を対象とした課外活動(運動部、合奏部、合唱部、造形部)があり、それぞれの目標に向かって活動を続けています。これらの課外活動を「鶴友会(かくゆうかい)」と呼び、仲間とともに汗を流したり、ハーモニーを生み出したり、作品づくりに取り組んだりと、自分の目標に向かって根気強く取り組んでいます。
4 地域と共にある学校として
地域学校協働本部のコーディネーターと連携を図りながら、地域と共にある学校として、地域の様々な企業と関係機関とが共に手を取り合って子ども達を育んでいます。また、近隣の小中学校3校による飛翔学園学校運営協議会を通して、学校の課題や目指す子どもの姿を共有し、学校を核とした地域づくりにも取り組んでいます。
低学年の生活科「町たんけん」では、見学先としても地域の事業所や自営業の方々にご協力いただいています。互いに当事者意識をもって子ども達の学びを支えていただいています。地域の方々によって、子ども達の学びが支えられています。
5 その他の取組について
本校の様々な取組や子ども達の様子については、あいづっこWEBを通して発信しております。詳しくは以下のリンクよりHPをご覧ください。