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令和6年 能登半島地震の被害に伴う教職員派遣 出発式

 令和6年2月2日(金)、令和6年能登半島地震の被害に伴う教職員の派遣についての出発式を、福島県庁の教育委員室にて行いました。文部科学省を通じて、石川県教育委員会から教職員の派遣要請があり、福島県の教職員が2月3日(土)から応援に入ります。


1 派遣者紹介

 まず最初に、応援に入る教職員16名(教育庁各課・室、各教育事務所、教育センター)の紹介がありました。教職員は、中学生の集団避難先である白山市及び金沢市の二次避難施設に応援に入ります。避難生活を送っている中学生の夜間の見守りや生活指導をはじめ、中学生の衛生確保、そして学習指導などにあたる予定です。
 2月3日(土)からは3名が、それ以降も順次、白山市及び金沢市に入ります。


2 教育長から激励のメッセージ

 2月3日(土)から白山市及び金沢市に応援に入る教職員を前に、大沼教育長から、能登半島地震によりお亡くなりになられた方々への哀悼の意と、1万4000人余りの方々が今なお避難生活を余儀なくされていることへのお見舞いの言葉がありました。その後、教職員に対して激励のメッセージが送られました。

 避難している中学生は、当たり前の日常が奪われてしまっている状況です。例えば、自分の家で家族と共に過ごすこと、あるいは学校で友達や先生と共に学び、部活動に取り組むこと。そのような日常を取り戻せていない中学生の心にしっかりと寄り添いながら、支援に当たっていただくようお願いします。13年前に私たちは東日本大震災を経験しました。あのときには、全国からたくさんの支援をいただきました。今回は、皆さんがあのとき経験したことをしっかりと踏まえ、教訓を生かしながら、被災した子どもたちが安心して学び、心と健康を守っていけるように、全力を尽くしていただくことを期待します。

大沼教育長の激励のメッセージ(一部抜粋)


3 派遣代表者による決意表明

 派遣者を代表して決意表明がありました。

 私たちは、13年前に東日本大震災及び原子力発電所事故を経験し、その際、全国の方々から様々な面で多大な支援をいただいて、今日まで復興の道のりを歩んできました。これまでの恩返しができるように、被災地の方の力になれるように、微力ながら頑張ってまいります。親元を離れ、不安な気持ちを抱えながら生活している子どももたくさんいると思います。そのような子どもたちに寄り添いながら、そしてお子様と離れて生活せざるを得ない保護者の方が少しでも安心して生活を送ることができるように、全力を尽くしてくることを誓います。

派遣者代表による決意表明(一部抜粋)