福島県立図書館 本の森への道しるべ「福島県の工芸」
福島県立図書館では、約120万冊の本を所蔵しています。
そのぼう大な本のなかから、お探しの本を見つけるためのガイドとして、パスファインダー「本の森への道しるべ」を作成しています。
ここでは、「本の森への道しるべ」のなかから、調べ物の「最初の一歩」になる資料をご紹介します。詳しい内容は、当館ウェブサイト掲載の「本の森への道しるべ」をご覧ください。
※パスファインダー(pathfinder)とは、特定のテーマについて参考となる文献や情報の探し方をまとめた資料のことです。
本の森への道しるべ(福島県立図書館ウェブサイト)
「福島県の工芸」より
福島県には、国指定伝統的工芸品に指定されている「会津塗」「会津本郷焼」「大堀相馬焼」等をはじめとした、40品目の伝統的工芸品があります。今回は福島の工芸品について詳しく知ることのできる資料を紹介します。
◆全般
『福島の伝統的工芸品 脈々とぬくもりを。うつくしまの人と技』
福島県伝統的工芸品制作委員会/[編] 福島の伝統的工芸品制作委員会 2004(請求記号:L/750.3/F2/1)
福島県内の伝統的工芸品について、地方別にカラーで見やすく紹介されています。
『福島県の伝統工芸技術(文化財基礎調査報告書)福島県文化財調査報告書 第88集』
福島県教育委員会/編 福島県教育委員会 1981(請求記号:L/709/F2/3-88)
福島県内の伝統的な工芸品の製作技術等についての調査報告書です。
◆漆器
『会津の漆器 古代から近代まで・・・・・うるしの技』
特別資料展「会津の漆器展」実行委員会/編 特別資料展「会津の漆器展」実行委員会 1989(請求記号:L/752/A3/1)
会津漆器についての概説と、カラー・モノクロの図版が多数収録されています。巻末に「会津漆器史略年表(pp.172-185)」が付いています。
『会津絵 会津の漆絵漆器 福島県立博物館調査報告書 第40集』
福島県立博物館/編 福島県立博物館 2004(請求記号:L/051/F13/1-40)
「福島県の漆工品を中心とした工芸に関する調査」報告書として、「会津絵」と呼ばれる漆器群について丁寧に考察と解説がされています。
◆陶磁器
『福島のやきものと窯』
松宮輝明/著 歴史春秋出版 1985(請求記号:L/751/M1/1)
福島県内の主な古い窯とやきものがそれぞれどのように展開したかまとめられています。巻末に「福島県の陶磁器歴史年表(pp.146-162)」が付いています。
『相馬のやきもの ふくしま文庫40』
福島中央テレビ/企画・編 FCTサービス出版部 1977(請求記号:L/081.6/F3/40)
相馬駒焼と大堀相馬焼についてそれぞれまとめられています。巻末に「相馬焼の歴史と年表」(pp.155-166)が付いています。
◆郷土玩具
『ふくしまの玩具 ふくしま文庫38』
福島中央テレビ/企画・編 FCTサービス出版部 1977(請求記号:L/081.6/F3/38)
福島県内のこけし、だるま、張子、絵のぼりなどが、歴史や製法とともに紹介されています。
◆染織物
『会津に生きる幻の糸カラムシ 伝播のルートを探る 歴春ふくしま文庫43』
滝沢 洋之/著 歴史春秋出版 2013(請求記号:L/081.6/R1/43)
会津のカラムシの実態や歴史についてまとめられています。他地域のカラムシや、カラムシの里の現在についても紹介されています。
ここで紹介した資料は一例です。
「本の森への道しるべ」では福島県の工芸を、<全般・漆器編><陶磁器編><郷土玩具編><染織物編>の4つに分け、それぞれ関連する資料を紹介しています。
より詳しく調べたい方は、以下のリンクからご覧ください。
本の森への道しるべ―福島県に関すること(福島県立図書館ウェブサイト)
(福島県立図書館)
(https://www.library.fcs.ed.jp)