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STEAMライブラリー〜一人ひとりのワクワクを探究するためのオンライン図書館!〜

良質なSTEAM学習コンテンツを「いつでもどこでも」学べるものに

 経済産業省では新しい学習指導要領のもとで、1人1台端末と様々なEdTech(エドテック)を活用した新しい学び方を実証する「未来の教室」実証事業を、2018年度から全国の学校などと進めてきました。
 その「未来の教室」の大きな柱の一つが、学びのSTEAM化。一人ひとり違うワクワクを核に、「知る」と「創る」が循環する、文理融合の学びに”様々な社会課題や未来社会のテーマに触れ、文理分断を越えて必要な教科知識・専門知識を吸収しながら(「知る」)、課題発見・解決のために試行錯誤する(「創る」)ための学習コンテンツ”と言えます。動画やワークシート、参考資料などが閲覧できるため、学校だけでなく様々な年齢層の利用者が、自身の「ワクワク」を探究するきっかけとして活用することができます。

"STEAM"とは「より学際的で、創造的社会的な学び」へとシフトさせていく考え方

 STEAMは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(人文社会・芸術・デザイン)、Mathematics(数学)の頭文字を取った言葉です。将来の予測不可能な時代に価値を生み出す力を養うために、学びを「より学際的で、創造的社会的な学び」へとシフトさせていく考え方なのだそうです。
 STEAMライブラリーのコンテンツは実に多彩。「カーボンニュートラル社会実現のために」「杜のスタジアムにみる次世代都市づくり」「うらしま太郎をシアワセにしてあげよう!」などなど。タイトルを目にするだけでも、ちょっと覗いてみたくなりませんか?

 数多くの魅力あるコンテンツの中から編集者イチオシのコンテンツを紹介します。その名も・・・

アニメを現実世界に!? 「動く実物大ガンダム」への挑戦から 夢を形にする方法を探れ!


アニメのガンダムに魅せられた大人たちが、夢の実現を目指す

 アニメのガンダムを実物大ガンダムとして動かす夢の実現のために、ガンダムに魅了された大人たちが、協働しながら一つのプランへと集約し、検証実験を重ねて製作した、身長18mの動くガンダム。
 関係者のインタビューや関連映像を交えながら夢を実現するために、必要な技術的、経済的、社会的な観点について学ぶことによって、夢を現実にしていく取り組み方について、気づきを与えてくれます。
 

 アニメを現実世界に再現するときのハードルって何だろう?
 「動く」ということはどういうことなのか? 「動くガンダム」プロジェクトを通じ、18mの機械が動くための構造、仕組み、技術について、製作過程の映像、資料、関係者インタビュー等を通じて具体的に提示。実際に手や体を動かす体感学習を織り交ぜながら、普段の学習につなげていく。
 もし自分の街で「動くガンダム」を実現するために何が必要か? 技術的課題以外にも経済的、社会的ハードルを一つ一つクリアしていった過程を提示しながら、夢を実現するために必要な視点について具体例を交えながら気づきを与える。

STEAMライブラリー「アニメを現実世界に!? 「動く実物大ガンダム」への挑戦から 夢を形にする方法を探れ!」概要より

ワクワクの先が未来につながっている

 関係者のインタビューを見て感じることは、「好き」を突き詰め、夢を実現するためにそれぞれの専門分野を駆使していること。実物の動くガンダム完成までに様々な壁にぶつかっても、諦めようとする人は誰ひとりいなかったそうです。そんな挑戦する姿を動画の中でガンちゃん(ガンダム)が称賛しています。
 「好きなことを通して学びの面白さに気づく」
 ワクワクしたものを追求した先に未来がつながっていく、そんな可能性を秘めているのがSTEAM教育なのかもしれません。