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会津農林高校 農林水産大臣賞受賞報告ー全国農業高校・農業大学デジタルコンテストホームページ部門ー

 読んだら必ずファンになる、そんなホームページやnoteの記事を作成している県立学校がある。
 教育委員会公式noteの制作担当になって真っ先に目についたのは会津農林高校のサイトだった。多彩なコンテンツ、開発への意欲、生徒の取組、読んでいて飽きない、面白い。そのホームページが昨年度、全国377校ある農業高校のホームページの中から最高賞にあたる農林水産大臣賞を受賞した。
 一昨年度は「フランス大使館賞」を受賞しており、2年連続の受賞となった。
 令和6年5月29日、会津農林高校の國分孝男校長、江川純司教諭、長谷川碧泉さん、野村実祐さんの4名が報告のため大沼教育長を訪問した。

 校長先生より生徒の取組や学校の取組を紹介したホームページが受賞したことについて教育長に報告された。令和5年に会津農林高校と耶麻農業高校が統合され、ホームページがリニューアルされた経緯、遠隔農業を企業とタイアップした際に撮影されたドローン映像、生徒が編集した映像をホームページに載せることで魅力的な構成となったことなど、ホームページにまつわる話についてどんどんと会話が進んだ。
 教育長は会津農林高校の生徒や教育が充実しているからこそ魅力的なホームページとなったのだと思う、と日頃の学校の教育活動を労った。
 会津農林高校ではホームページだけではなく、インスタグラム、X、LINE、note、Youtubeなど各種SNSでの発信も行っている。特にインスタグラムは約1800のフォロワーを抱え、「活動の発信を多くの人に見てもらえていると実感している」と生徒会長の長谷川さんは語った。
 今後、やってみたいと思っていることについて教育長から聞かれると、長谷川さんは、「SNSでどんな学園祭をしたいかをみんなに聞いて、生徒の意見を反映させた学園祭にしたい」、など生徒会長ならではの視点を述べた。
 野村さんは教育長からどんな点に苦労しているかと聞かれ、「自分たちで撮影したものでないものを編集する際に、撮影した人の意見を反映させながら作成することに苦労している」と答え、教育長室にいた全員が大きな頷きを見せた。
 最初はやや緊張した雰囲気で始まったが、会話が進むうちに笑顔が多くなり、和やかな雰囲気で報告会が終わった。 


「全国農業高校・農業大学デジタルコンテスト」は、慶應義塾大学SFC研究会アグリプラットフォームコンソーシアムが、農業IT分野の産学連携の一環として、各農業機関への注目度の更なる向上や農業分野全体の活性化を促す一助として、平成28年度から開催しているコンテストである。具体的には、「夢のある農業を描き、自分たちらしい活動」の内容を広く世の中に届けるツールとしてホームページを積極的に活用している農業高校のホームページを審査し表彰するものである。

評価されたポイント

①動画でわかりやすく紹介されている。
②そば食堂やオンラインショップ、開発の日々などを掲載しており、応援したくなる構成になっている
など六次産業化に対応し、地域の産業を支える人材育成に貢献している点が評価された。
 


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