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【県北地区高校生対象】高校生meet up!進学・しごとのギモン ヒント発見ワークショップ「第8回 農業」を開催しました!第9回は1月19日 看護師。参加をお待ちしています!!

 高校生にとって、「高校卒業後の進路をどうするか」は、人生を左右する大きなもの。就職しようか、進学しようか、進学するならどこで何を学ぼうか、将来の仕事はどうしようか・・・。
 そんな高校生のギモンに「ヒント」を提供するのが、「高校生meet  up!進学・しごとのギモン ヒント発見ワークショップ」。このワークショップは、地域で仕事や活動をされている「センパイ」社会人の方と座談会形式で交流することを通して、高校生が多様なキャリアを見つめ、自分の生き方や将来についての「ヒント」を得ることができるようにしています。

 ワークショップの第8回は「農業(果樹等)」。12月13日(水)に福島市にある Fukushima-BASE で開催しました。ファシリテーターに福島学院大学教授の木村先生、講師に果樹農家の景井愛実さん(Berry’s Garden)、阿部大介さん(果樹園やまと)のお二方をお迎えして、高校生4人が農業(果樹等)の仕事についての話を伺いました。
 今回は、この第8回のワークショップの様子をご紹介します!

1 農業(果樹)に携わろうと思ったキッカケは?

 講師のお二方は、どのようなキッカケで農業(果樹)の道に進んだのでしょうか。

 アパレル(服飾)などの仕事をしていましたが、結婚を機に農業に携わることになりました。嫁いでから農作業(生産技術)を習い、まだまだ勉強中です。
 農作物は自然のものなので1つとして同じものはないし、それぞれ美味しさも違います。果樹園の景色も好きで、その景色は一瞬一瞬の唯一無二。農業の良さを感じてもらうには「農園に来てもらうことが一番!」だと思い、体験農園も始めました。畑や地域とのつながりづくり(マルシェ出店、飲食店とのレシピ開発など)にも取り組んでいます。

 果樹農家の長男で、小さい頃から「将来、農業やるんだよね」と言われて育ちました。いろいろ学びたかったので高校(普通科)から大学(農学部)に進学し、卒業後に実家に戻り就農しました。
 かつては、お客様への直接販売とJAへの出荷が中心でしたが、直売所などでの小売りや冷蔵設備を活かした有利なタイミングでの販売、加工など様々な可能性を探りながら農業をしっかり楽しんでいます。

結婚を機に農業に携わることになった景井さん、代々続く農家を継いだ阿部さんを囲み、 和やかな雰囲気で進みます。実は、講師お二方のお子さんも高校生とのことで、農業の「先輩」としての話の中に、高校生を見守る温かさが感じられます。


2 農業の「大変さ」や「楽しさ」とは?

 自然相手の仕事である農業。それゆえの「大変さ」や「楽しさ」、「大切にしていること」などについても聞いてみました。

 「職人」と言われる先輩は、お日様だけでなく風や気温など様々なデータが頭の中にあって、瞬時に「こうしよう」と結びついていることが分かってきました。木を見ること、土を見ることの大切さも感じています。農業は本当に奥が深いです。
 天候により収穫時期がずれたり、形に影響が出ることもあります。完全で完璧なものを望むお客様もいますが、形や色が完璧でなくても「美味しい」農産物の魅力発信に取り組んでいます。

 どうしようもない時はジタバタしてもしょうがないので「どうしようもないね」と受け入れて、気分を切り替えて次に備えます。
 良いものができただけでは自己満足でしかありません。お客さんあっての仕事で、満足してもらえるものができた時は嬉しいし楽しいです。喜んでもらった瞬間を積み重ねて、バーションアップにつなげていきます。

参加した高校生は実家が農家だったり、農業に関わる仕事に興味があるなど熱心に耳を傾けていました。「6次化って知ってる?」との質問に、「テストに出ました!」「果樹はやりやすいかも!」との答えが。


3 農業(果樹)を目指す人へのメッセージ

 農業の道を目指す高校生に向けて、講師のお二方からメッセージをいただきました。

 私は、自分がどう生きたいかを表現するのが、たまたま農業でした。農業をしながら「自分の好きなこと」や「やりたいこと」を実現できると思うので、いろいろ経験して選択肢を広げてほしい。
 仕事は夢や希望を叶える手段。たくさんチャレンジした分だけ、選択肢をたくさん持つことができます。そして、いつか自分の「夢」や「希望」となってチカラになってきます!

 今の農業高校のカリキュラムは実践的ですぐに役立つと思うので、今やっていることを一生懸命勉強してほしいです。農家にはいろいろなスタイルがあるので、いろいろなものを見て「これだったらできる」「これはムリかも」と感じてほしい。それが有意義なものかどうかは後から分かります。
 それから「健康でいること」と「友達」。農業はやり方次第で何でもできるのが本当に面白いので、農家の友達だけでなく「異業種」の人とのつながりをもって、見聞を広げてほしいです。

場所をキッチンに移して、「べにこはく」(福島発のリンゴ。濃い紅色で琥珀色の蜜がたっぷり!)や6次化商品(果物のドライフルーツ、りんごジュース)を試食。講師のお二方から、「どこで誰に何を売りたいのかを考えること」「できあがるまでの背景を伝えていくこと」が大切との話がありました。


4 座談会形式とは?

 講師の方を囲み、ほのぼのとした温かい雰囲気で、高校生からの素朴なギモンに講師が答えるという形式です。
 講師とファシリテーター(進行役)の話を聞いているだけでも参考になる、聞きたいことがあれば自由に聞ける、始まってしまえばあっという間の90分間です。

5 第9回は看護師

 「高校生meet  up!進学・しごとのギモン ヒント発見ワークショップ」の第9回は「看護師」。1月19日(金)に Fukushima - BASE(福島学院大学の隣)で開催します。現役の看護師のお二方を講師にお招きし、「ホンネ」の話を伺うことができる、またとない機会です!
 看護師の仕事に興味のある高校生はもちろん、どの道に進もうか迷っている高校生も大歓迎。
 担任の先生方、ぜひクラスの生徒に声をかけるなど、高校生の背中をちょっと押してあげてください(先生の一言が、高校生にとっては大きな力になります)。

第9回 看護師
 開催日:令和6年1月19日(金)
 時 間:17:15~18:45(受付開始17:00~)
 場 所:福島市(Fukushima - BASE)
 対 象:県北管内の高校生 先着12名
 講 師:鈴木 安英、須藤 咲(福島赤十字病院)

 その道で働いている方からの話を通して、自分の進路について考えることのできる機会です。下のチラシの二次元コードまたは下記のフォームからぜひお申し込みください!!