一人一人が羽ばたいて! 下郷町立旭田小学校
本校は、会津地方の南部に位置する下郷町(しもごうまち)の東側に位置し、学区内には紅葉の美しい観音沼森林公園や猿楽(さるがく)台地の広大な蕎麦畑があります。平成16年度に3分校(中妻分校、大松川分校、落合分校)、翌平成17年度には南小学校を統合し、新生 旭田小学校となりました。令和6年度に、創立150周年を迎えます。
本校の学校教育目標は、「創造性と実践力に富んだ心豊かでたくましい子どもの育成」です。教職員・保護者・地域が一丸となって推進している教育活動を紹介します!
【明るくやさしい子ども】
1 話し合い活動(学級会)の活性化
本校は令和4年度より、福島県小学校教育研究協議会特別活動研究部南会津大会の研究発表校として、学級活動における話合い活動(学級会)の在り方について、全学年を通して実践研究に取り組んでいます。
研究テーマとして「『一人一人のよさを発揮し、互いに認め合い、温かい人間関係を育む特別活動の在り方』~学級活動を中心とした学級経営充実のために~」を掲げています。児童による自発的・自治的な活動を充実させることで、学級の一員であるという満足感を得ることに加えて、児童一人一人の自己肯定感が高まることを期待しています。そこで、少人数学級のよさを生かし、形式にとらわれない話合い活動や自分とは異なる考えのよさを伝え合うことで歩み寄り、合意形成を図りながら、「自分たちのことは自分たちで決める」「自分たちで学校をよくしていく」ことを大事にして取り組んでいます。
2 異年齢集団活動の充実
本校では、清掃や集会、遠足等の行事において、1~6年生で組織した異年齢集団での縦割り班(なかよし班)で取り組んでいます。
主に毎週水曜日の昼の時間に行っている「旭田っ子タイム」では、企画委員会が考えたゲームを縦割り班で行い、熱中しながら仲良く協力して活動しています。
【進んで学習する子ども】
1 個に応じた学習活動の充実
上学年では、スキルアップタイムを行っています。そこではワークテストの結果を基に「自分の課題を把握」し、「自分で学習内容を決め」、「自分で計画を立てて取り組む」ようにしています。一人一人の学習内容は異なりますが、どの児童も自分の課題解決に向けて主体的に取り組んでいます。
また、家庭学習スタンダードを自校化しています。上学年を中心に、「生活・学習カード」を活用して自分で計画を立てて家庭学習(自主学習)に取り組み、振り返りを行うことで「進んで学ぶ子ども」に育ってきています。
2 基礎的・基本的な内容の定着と活用力の育成
各授業において「対話的な学び」や「協働的な学び」となるよう、各学年の実態や学習単元の特性に応じてグループ学習を中心に進めたり、相互指名による発表(リレー発表)を行ったりしています(旭田スタイルの授業づくり)。ICT(タブレット型PC)の活用も進んでおり、児童が相談し合いながら、共同編集機能を使って作品づくりを行っています。
また、下郷中学校の英語科や音楽科の先生が専科として授業を行ったり、6年生の先生が5年生の書写を教えたりと、たくさんの先生が児童一人一人に関わる機会を意図的につくっています。
【地域と共にある学校づくりの推進】
○ 地域の教育力を生かした指導の実践
本校は保護者や地域の方々、一人一人に支えられ、様々な活動で学校に関わっていただいています。例えば、図書ボランティアや校外学習・職場体験の受け入れ、和太鼓体験学習の講師など、ご協力いただいている活動は多岐にわたります。
また、学校運営協議会委員の方々には、定例会議だけでなく、PTA奉仕作業や研究授業公開の補助、服務倫理委員会での外部講師(ハラスメント防止等の講話)も快く引き受けていただいています。
※ 下郷町立旭田小学校のホームページも随時更新しております。ぜひご覧ください。