STEAM教育に役立つプラットフォームが誕生しました!~PLIJ STEAM Learning Community~
(一社)学びのイノベーション・プラットフォーム(PLIJ)が「PLIJ STEAM Learning Community」を立ち上げました
(一社)学びのイノベーション・プラットフォーム(PLIJ: Platform for Learning Innovation - Japan)は、 2021 年 9月に STEAM 教育の普及・発展をミッションに設立され た一般社団法人 です。
そのPLIJが、STEAM教育や探究型の学びに資するウェブシステム「PLIJ STEAM Learning Community」の運用を4月から開始しました。
このウェブシステムは、学校での探究活動やSTEAM教育の実践に大いに役立ちそうです。今回はこの「PLIJ STEAM Learning Community」についてご紹介します。STEAM 教育とは、Science, Technology, Engineering, Mathematics に Liberal Arts を加えた教科融合型、課題発見型の教育のこと。それぞれの教科の先生方がそれぞれの教科を教えるという旧来の教育ではない新たな形が見えてくると思います。
豊富なコンテンツやリアル体験機会が登録
何といっても、このサイトの大きな特徴は、STEAM教育に役立つ豊富な「コンテンツ」と「リアル体験機会」が登録されている点です。4月の運用開始時点で総数750件が登録されています。「コンテンツ」と「リアル体験機会」それぞれの融合的活用や多様な利用シーンに応えられるそうです。このシステムが広く周知されれば、今後登録されるコンテンツも更に厚みを増すことが期待されます。
提供組織の多様性
提供組織も実に多様。
運用開始時点で、42の多岐にわたる組織から登録を受けており、企業、国立研究開発法人、大学などが登録しています。多様な業界・業種の「コンテンツ」及び「リアル体験機会」を一同に介して登録され、横断的に検索・閲覧が可能となっている点は、社会総出で産学官公教の連携を促進するPLIJの活動を具体的な形にしたものです。経済産業省 「未来の教室」STEAMライブラリー事務局からもコンテンツ登録を受けています。
広範な分野をカバー
さらに、幅広い分野構成を持っています。「サイエンス」「エンジニアリングとテクノロジー」「健康・スポーツ(体育)」「芸術・リベラルアーツ」「数学」「統合的・融合的・探究型の学び」といった、まさに学科横断的な魅力ある内容が閲覧できます。
対象年齢の幅広さ
対象年齢(小学生~大学生や社会人まで)や学びのポイント、指導の手引きなどがわかりやすく示され、学ぶ本人はもとより教員にも使いやすいプラットフォームになっています。
実際に以下のページをご覧になってみてください。
コンテンツの一例を紹介(滋賀県立彦根東高等学校の取組)
その一例として、探究活動に動画作成を組み込むことで表現力を培う取組を実施した滋賀県立彦根東高等学校の取組を紹介します。
以下のページには、高校生自身がチームに分かれて企画・取材・動画作成を行ったユニークな動画が掲載されています。SDGsに関する5つのテーマと世界遺産に関する探究活動を行い、調査・研究した内容を伝えるための動画を高校生が制作したもので、動画制作の様子や指導の流れを記録した動画です。
いかがでしたか?STEAM教育の面白さがお分かりいただけたでしょうか?ぜひ「PLIJ STEAM Learning Community」ご活用ください!