福島県教育委員会からのメッセージ ー 「学びの変革」の実現に向けてー
福島県教育委員会では、令和4年度から12年度までの福島県の教育の基本方針となる「第7次福島県総合教育計画」をつくりました。
この計画は、中高生を含む県民の皆さんの思いを詰め込みました。将来を予測することが極めて困難な時代。さらに福島県では今後も東日本大震災からの復興・創生に向けて、 廃炉、風評等の多様な課題を乗り越えていく必要があります。
そんな福島で学び、育つ皆さんのために、私たちは、福島の良さを大切にした「福島ならではの教育」、そして、一方通行の授業を、個別最適化された学び、協働的な学び、探究的な学びへと変革していく「学びの変革」を掲げています。
ここでは、計画の冒頭にある福島の児童生徒の皆さん、保護者や地域の皆さんへのメッセージをご紹介します。
児童・生徒の皆さんへ
皆さんの中には、福島で生まれ育った人も、県外で生まれ福島に帰還・移住してきた人もいると思います。そして、将来、福島を支えていく人もいれば、世界で活躍する人もいると思います。
今、福島県には、熱い思いを持ち、様々な分野で創意工夫をこらして活躍する素晴らしい大人がたくさんいます。そのような地域の方々と交流しながら学ぶ機会を充実していきたいと思っています。そのような経験は、皆さんが将来どんな場所で活躍するとしても、得難い財産になるはずです。福島県で学んだ経験が皆さんの誇りとなるような、そんな教育を実現していきたいと思っています。
また、日々の生活の中では様々な悩みや課題もあると思います。私たちは、皆さん の可能性を信じ、個性を大切にしながら、誰一人取り残さない、一人一人が主役となる教育を実現していきたいと思っています。
計画策定の過程では、皆さんから、日々感じる課題や願いを聞かせていただきました。今後も皆さんとの対話を大切にしながら、より良い教育を目指します。
保護者、地域の皆様へ
「福島ならではの教育」は、福島の地域の良いところをいかす教育です。子どもた ちが福島を誇りに思えるような地域に根ざした教育を実現していきたいと思っています。
教育は未来を切り拓く最重要施策です。大人として自立し、社会の課題に主体的に向き合う力を子どもたちにしっかりと育むことが、子どもたちの豊かな人生、将来の豊かな福島をつくることにつながります。そのためには、学校の力だけではなく、地域の力、家庭の力が不可欠です。今後とも、子どもたちの教育のために御協力をお願いいたします。
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