見出し画像

いじめ防止ラウンドテーブル開催         ~いじめ防止に積極的に取り組む中学生が集結!~      

福島県教育庁義務教育課では、不登校・いじめ等対策推進事業の一環として8月18日、コミュタン福島において「いじめ防止ラウンドテーブル」を開催しました。この取組は、いじめ防止に積極的に取り組む中学校が推進校となり、各校での取組を発表したり、意見を交流したりする活動を通して、「生徒の目線によるいじめ防止の考えを広めよう」とする取組です。「はま・なか・あいづ」を代表して参加した3つの中学校の活動の様子と、互いに意見を交流し、さらなるいじめ防止を目指そうとする生徒の様子をお届けします。

◆◇◆◇◆🏫【白河市立白河中央中学校】の取組発表より🏫◇◆◇◆◇
一人一人がいじめについて考える「いじめ撲滅全校フォーラム」を開催し、代表生徒は白河市の「『いじめ』について考える中学生フォーラム」に参加しています。「いじめをさせない、許さない、見逃さない」を合い言葉に生徒会がいじめに関するアンケートを実施し、結果をもとに学級ミーティングを行うことで、いじめと向き合う風土をつくっています。

◇◆◇◆◇🏫【下郷町立下郷中学校】の取組発表より🏫◆◇◆◇◆
生徒会スローガンは「リスペクト アザーズ」。そこには「互いを思い合い、多様性を認め合おう」という願いを込めました。一枚の葉が、やがて木や林、森となり、世界中に広がるように、一人一人がいじめを防止する行動を起こそうと「レッドリーフ運動」に取り組んでいます。
「哲学カフェ」では、テーマに沿って考えを発表する力をつけています。

◇◆◇◆◇🏫【広野町立広野中学校】の取組発表より🏫◆◇◆◇◆
全校生の半分は広野町の生徒、半分はサッカーのアカデミー生として入学してきます。広野中はそのような仲間たちが集まって学校生活を送っています。学級や学校全体で「いじめゼロ」に向けたスローガンを掲げ、「学校が楽しい」と思える時間を作ろうと親睦を深めた「スプリングレク」、夏に向けて整備委員と一緒に育てたひまわり等、季節ごとにみんなの力で楽しい学校づくりに取り組んでいます。

いじめ防止を推進する、生徒同士の語り合い
~「SNSによるいじめと、どう向き合う?」~

いじめ防止ラウンドテーブル、後半は各校3つのグループに分かれ、45分間たっぷりと意見交流を行いました。テーマは「SNSによるいじめと、どう向き合う?」です。はじめはポツリポツリとお互いへのインタンビュー。「・・・自分のスマートフォン、持ってます?」「タブレットの持ち帰り・・・してる?」「休み時間とか自由に使ったり、してる?」・・・。意見交流は、次第に盛り上がり、時には沈黙したりしながらも、互いに本音をつぶやいていました。周囲の大人たちは、生徒の口から語られるつぶやきの一つ一つに、じっと耳を傾けます。たとえ、全員が黙り込む時間があっても、この時間は生徒たちだけの時間。沈黙も、自分と向き合い考えている証拠。語られる言葉には、いじめを止める力があると信じて。

                                      

いじめ防止ラウンドテーブルに参加した感想

推進校の皆さんの意見や感想から、なんとかいじめをなくそうという強い思いを感じます。
ラウンドテーブルでの交流を生かし、各学校や地域に、皆さんの思いを発信し続けてください。