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「ふくしまの未来を担うグローバル人材育成事業」地域協議会採択状授与式及び令和6年度第1回協議会

 9月に「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム拠点形成支援事業」に、本県の「ふくしまの未来を担うグローバル人材育成事業」が採択されました。
 この事業は、高等学校段階からグローバル人材の育成に取り組む留学モデル拠点地域を全国につくり、「地域にイノベーションを起こすグローバル探究リーダー」を育成することを目的に、高校生などが自ら計画を立てて、海外で主体的に行う探究活動を支援する事業です。
 
県教育委員会を主体として、産学官と共創した「ふくしまの未来を担うグローバル人材育成事業」地域協議会を設立し、来年度からの派遣に向けてプログラム内容の決定や派遣する生徒の募集を計画しています。そのための採択状授与式及び第1回協議会が11月21日県庁で行われました。

主な出席者
○地域協議会会員
・福島県商工会議所連合会
・福島経済同友会
・福島県経営者協会連合会
・国立大学法人 福島大学
・独立行政法人 国立高等専門学校機構 福島工業高等専門学校
・福島県私立中学高等学校協会
・福島県高等学校長協会
・公益財団法人 福島県国際交流協会
・福島県教育委員会
○文部科学省及び日本学生支援機構

文部科学省 大臣官房審議官 江﨑 典宏 様より
 このたび、採択をされました福島県においては、震災以来、人口の流出や、風評被害などの地域課題がございます。
 それらを乗り越えるため、産学官が連携し、地域ぐるみで、地域課題を自分事としてとらえ、それを広い視野と多角的な観点で探究し解決するイノベーティブな視点を育成することが目的とされております。
 この支援は3年間で終了しますが、そのあとも、福島県として自立的また継続的に高校生の支援をしていただきたいと思っておりますし、改めて皆様方の御尽力をお願いしたいと思います。
 これから、生徒募集を始めとした様々な取組が始まってまいります。
 今後、地域の産学官が一体となり、国際的な感覚や視点を持つ、福島県の創造発展に貢献する強い志のある若者が活躍することを期待しております。

 第1回地域協議会では、「トビタテ!留学JAPAN(高校生コース)」派遣経験者である宮城教育大学 中等教育教員養成課程 音楽教育専攻 後藤 絢音 さん(安積高校出身)による体験発表が行われました。後藤さんは自身の経験を元にこのプログラムを利用したきっかけや2週間の留学期間の価値について話しました。発表が終わると、多くの参加者から質問があり、ひとつひとつ丁寧に答えました。

後藤さんは言葉の壁の問題から、通訳がつく留学先を選択したそうです。
そういう留学の仕方があると思うと少し安心できますね。
後藤さんの留学計画の立て方は、探究活動で留学計画を立てる際にも役立ちそうです。
「コンフォートゾーンを抜け出す」
留学は「とらわれすぎている自分」に気付くチャンス!
今、苦しい人こそ、海外で気付くことができることがある。

 後藤さんは自分の留学計画を参考に、皆さんの留学計画の立て方のヒントを示してくれました。

やりたい何かを言語化し、計画に落とし込んでいくことが大切です。

 後藤さんはトビタテ!留学JAPANの同窓会組織「とまりぎ」で活動をしており、留学を検討している生徒・学生の相談イベントなどを行っているようです。

 福島県教育委員会は、多くの皆様の協力を得ながら「海外で探究活動をしたい」と考えている高校生の力になります。年明け以降の生徒募集を予定しておりますので、この機会を生かして、是非、留学を体験してください。

 また、本事業の取組を支えてくださる企業・個人の皆様からの御寄附もお待ちしています。寄附による支援をどうぞよろしくお願いいたします。