全国高等学校フラ競技大会 第11回フラガールズ甲子園で福島県立あさか開成高等学校が最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞!
皆さんはフラガールズ甲子園をご存じですか?
フラガールズ甲子園は、初代フラガールの小野恵美子さんの発案により、2011年から始まった大会です。かつては、日本有数の石炭産出を誇っていた常磐炭鉱。戦後のエネルギー革命によって石炭産業が衰退する中、1966年にフラによって新たな産業を興したのが、常磐ハワイアンセンター(現 スパリゾートハワイアンズ)です。この話は、映画『フラガール』にも描かれているので、ご存じの方も多いかもしれません。震災の年に始まったフラガールズ甲子園。大会の開催を通して、いわき市から全国にフラ文化を発信することで、復興と風評払しょくの一翼も担っています。
コロナ禍でフラガールズ甲子園がオンライン/フラ・フェスティバルとなった年もありましたが、昨年度から復活。8月20日にいわき市で開催された全国高等学校フラ競技大会第11回フラガールズ甲子園において、福島県立あさか開成高等学校が最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞しました!!最優秀賞・文部科学大臣賞の受賞は、令和元(2019)年の第9回大会に続き2度目の受賞となります。その報告のため、あさか開成高校のフラ・タヒチアンダンス同好会の高校生8名が校長先生と顧問の先生と共に県庁に来てくれましたので、ご紹介します。
1 フラガールズ甲子園に向けて
全国高等学校フラ競技大会フラガールズ甲子園は、課題曲の部(5曲の中から1曲選択)と自由曲の部を部門ごとに審査し、2部門の合計得点が総合成績となります。大会は、環太平洋諸国の歴史や文化に触れることで国際性を養い、高校生の友情・親睦・交流を深めることを第一としています。
フラガールズ甲子園に第1回大会から連続出場しているあさか開成高校。金成校長先生から「念願の最優秀賞を受賞しました。8名という少人数ですが、息の合った演技を披露しました」とあいさつがありました。大沼教育長からは「練習を積み重ねて栄冠をつかみ取ったことは素晴らしいことです。大会に臨むにあたって大変だったことは?」との質問に、高校生が明るく答えてくれました。
2 フラガールズ甲子園の舞台では?
最優秀賞を目標に、練習にひたむきに取り組んできたあさか開成高校生。衣装は同好会の関係者の方がすべて作ってくださったとのこと。「コーチの方々に感謝の気持ちを持ちながら、衣装はお守りとしてステージに立っています」と高校生。では実際、フラガールズ甲子園の舞台に立ってみて、どのように感じたのでしょうか。
誰もが大会に出場する際は緊張するもの。しかし、「自信をもって出場しました」という高校生の言葉からは、それだけの練習を自分に課してきたからできる、という自負のようなものを感じました。
では、1年生はいつから「フラガール」になろうと思ったのでしょうか。
県内はもちろん、他県の子どもたちをも魅了するあさか開成高校のフラ。大沼教育長から「皆さんは大会に出るだけでなく、地域のイベントへの参加や福祉施設への慰問活動も行っていて、多くの方に感動や勇気を与えてくれています」とありましたが、まさにその通りですね!!
3 大沼教育長からエール
最後に大沼教育長から、「感謝の気持ちを忘れずに、先輩が作ってくれたフラの文化を次の代に受け継いでいってください。笑顔で踊っていること、踊る心が表情に表れていることが素晴らしく、フラの神髄ですね」とエールが送られました。
福島県立あさか開成高等学校のフラ・タヒチアンダンス同好会の皆さん、全国高等学校フラ競技第11回フラガールズ甲子園での最優秀賞・文部科学大臣賞受賞、おめでとうございます。これからもフラを通じて、笑顔という大輪の花を咲かせてください!!