統合校5校が開校しました
令和5年4月10日(月)、統合により誕生した5つの県立高校の開校式が行われました。
伊達高等学校(梁川・保原統合校)
旧 保原高校の校舎を使用する「伊達高校」。2年次から3つのコースを設定し、大学進学や就職など、多様な進路希望を実現する学校です。校章には伊達氏の居城(梁川城)に由来する桜の花(旧 梁川高校の校章)と、伊達地方にゆかりのある北畠顕家の家紋である笹りんどうの花(旧 保原高の校章)が取り入れられています。内堀雅雄知事は、「新しい校章にある二つの輪は、無限の可能性を示しています。多くの可能性を持つ皆さんが、それぞれの思い描く夢と未来に向け、果敢に挑戦することを期待します」と祝辞を述べました。
二本松実業高等学校(二本松工業・安達東統合校)
旧 二本松工業高校の校舎を使用する「二本松実業高校」。工業科と県内唯一の家庭科である生活文化科を設置。「連携」をキーワードとした実践的な教育活動をとおして創造性豊かで地域産業の中核を担う人材を育成する学校です。内堀雅雄知事は、「『現在(いま)を生きる これからの人 創ろう未来 つなごう心』の歌詞(校歌)に込められた思いを体現し、未来へと続く新たな道を創っていくことを期待します」と祝辞を述べました。
白河実業高等学校(白河実業・塙工業統合校)
旧 白河実業高校の校舎を使用する「白河実業高等学校」。県南地域唯一の建築科を新設し、県立高校では県内初となるラーニング・コモンズを整備します。校章は、旧 白河実業と旧 塙工業の校章を組み合わせたデザインを取り入れています。大沼博文教育長は、両校の長年の伝統を引き継ぐとともに、多様化する社会に柔軟に対応できる力を育むことについて触れ、「誇りを胸に、 高い志を抱き、 自分の夢や希望に向かって大きく羽ばたいてほしい」と式辞を述べました。
会津農林高等学校(会津農林・耶麻農業統合校)
旧 会津農林高校の校舎を使用する、新生「会津農林高校」。学科名を一新するとともに「地域創生科」を新設します。大学や関係機関と連携した教育活動をとおして高い専門性を身につけ、6次産業化に対応した学びを展開します。内堀雅雄知事は、両校の伝統と校風を継承しつつ会津の農業教育の拠点校として新たな第一歩を踏み出したことに触れ、「高い志と郷土の誇りを胸に、果敢に歩み続けてほしい」と祝辞を述べました。
南会津高等学校(田島・南会津統合校)
旧 田島高校の校舎を使用し、新たに総合学科の高校としてスタートする「南会津高校」。大学進学に向けた学びに加え、農業や商業の学びも可能な4つの系列を設定します。2年次から、学びたい分野や目指す進路に合わせて系列を選択します。大沼博文教育長は、専門的な知識や技術に加え、社会の変化や技術革新に対応できる力を育むことに触れ、「地域の特色をより深く知り、地域や自分自身の未来を創っていく学びを充実させ、自分の夢や希望に向かって大きく羽ばたいてほしい」と式辞を述べました。
式典では、新しい校旗の授与が行われるとともに、校章の紹介や校歌が披露されました。新しくデザインされた校章は、伝統の継承と統合校の輝かしい未来を象徴しています。今年度開校した統合校5校。各校の伝統を引き継ぎながら、地域と連携した特色ある教育活動を推進していきます。