「ふくしまナラティブ・スコラ2022」~7ヶ月間かけて紡いできた「私とふくしま」に関する想い、そして未来
令和4年6月から開始した「ふくしまナラティブ・スコラ2022」
(主催:福島県環境創造センター)。
このプログラムに参加した19名の高校生たちは、約7か月間、東日本大震災・原子力災害伝承館や被災地の視察、復興に携わってきた方との交流をとおして震災と復興の歩みを学ぶとともに、東日本大震災からこれまでに自分が経験したこと、学んだこと、悩んだことを振り返ることで、「ふくしま」と「自分」に向き合ってきました。
ふくしまナラティブ・スコラ2022とは?
「ナラティブ」は聞き手に想いを伝える話術、特に一人ひとりが主体となって語る表現技術のことを指します。
「スコラ」とは、「学問の技法」や「思考の過程」を意味する言葉です。
ふくしまナラティブ・スコラ2022では福島県内の高校生がメンバーとなって、震災とふくしまの復興の歩みを学んだり、さまざまな経験を持つゲストと交流したりする中で「自分の伝えたいこと」について探究。
決められたあらすじを伝えるのではなく、一人ひとりがそれぞれの視点で語るべきことを構築する「ナラティブ型」のプレゼンスキルを習得し、自分の想いをプレゼンテーションにまとめていきます。
そして令和5(2023)年1月7日、最終回には舞台で実際のプレゼンテーションを行う「ふくしまの高校生が伝えるナラティブ・プレゼンテーション」が開催されました。
けんしん郡山文化センターで開催された「ふくしまの高校生が伝える ナラティブ・プレゼンテーション」。この舞台では、高校生たちが一人ずつステージに立ち、7ヶ月間をかけて紡いできた「私とふくしま」に関する想い、そして未来を自分の言葉で語りました。
当日は、昨年度と一昨年度の修了生、内堀雅雄知事とプレゼンテーションクリエイターの前田鎌利(まえだかまり)さんとのトークセッションも行われ、ナラティブ・スコラを経験した2人が、プレゼンテーションを形にする中で得られた学びや成長、福島への思い、それぞれが思い描く福島の未来などについて語ってくれました。
当日のプレゼンテーション動画が、YouTube福島県公式チャンネルにアップロードされています。19人の高校生が等身大の言葉で語るそれぞれの物語をぜひお聴きください。
高校生たちの活動報告は、以下のインスタグラムをご覧ください。