令和5年度福島県算数・数学ジュニアオリンピック、科学の甲子園ジュニア福島県大会、「モラル・エッセイ」コンテスト、野口英世賞、朝河貫一賞 合同表彰式
令和6年1月5日(金)、福島市のふくしん夢の音楽堂(市音楽堂)で合同表彰式を行いました。今年度実施した、福島県算数・数学ジュニアオリンピック、科学の甲子園ジュニア福島県大会、「モラル・エッセイ」コンテスト、野口英世賞、朝河貫一賞の受賞者が一堂に会しての表彰式です!!今回は各賞の概要とともに、表彰式の様子をご紹介します。
1 各賞について
(1)福島県算数・数学ジュニアオリンピック
福島県算数・数学ジュニアオリンピックは、小学5・6年生、中学1~3年生を対象に開催。福島県の復興と子どもたちの夢の実現に向けて、算数・数学に対する学習意欲と課題解決能力の向上などを目指して実施しています。今年度は、論理的に考えたり、発想力を生かしたりしながら、約500名が問題に挑戦しました。
(2)科学の甲子園ジュニア福島県大会
科学の甲子園ジュニアは、中学1・2年生を対象としたもので、3人1組のチームとなって、理科・数学などの複数分野からなる筆記競技で競い合います。大会を通して中学生が科学の楽しさや面白さを知り、科学と実生活・実社会との関連に気づき、科学を学ぶことの意義を実感できるようにしています。今年度は、44チーム(132名)が参加しました。
(3)「モラル・エッセイ」コンテスト
「モラル・エッセイ」コンテストは、モラルやマナー、いのち、家族、人との絆など、心温まるちょっといい話や、今伝えたいメッセージなどを800字以内で書いて応募するコンテストです。中学生・高校生・一般の方々を対象としています。今年度は、中学校から1042点、高校から125点、一般の方から4点、合計1171点の応募がありました。
(4)野口英世賞
紙幣にも描かれ、細菌学者で黄熱病研究に尽力した福島県出身の野口英世博士。野口英世賞は、科学する心の育成を図り、明日の社会の発展を担う優れた人材を育成することを目的として創設した賞です。県内の中学生・高校生が対象で、32回目となる今年度は、中学生から21点、高校生から35点、合計56点の科学・技術研究についての論文の応募がありました。
(5)朝河貫一賞
朝河貫一賞は、国際性豊かな人材の育成を目指して、福島県が生んだ国際的な歴史学者である「朝河貫一博士」の名を冠して創設した賞です。県内の中学生・高校生を対象に、日本や日本人の国際社会における在り方・生き方などについての論文を募集。今年度で32回目となる朝河貫一賞には、中学生から32点、高校生から34点、合計66点の応募がありました。
2 表彰式の様子
大沼教育長から受賞した皆さんに対して、お祝いの言葉とともに「正解が一つとは限らない社会において、一人一人の多様な幸せと、社会全体の幸せを実現するためには、自分の人生を切り拓くたくましさを持ち、多様な他者とともに豊かな社会や地域を創造する力が必要とされます」との話がありました。
3 感想・作品等、発表の様子
各賞の受賞代表者から、感想や作品等の発表が行われました。楽しかったコンテストの問題や将来の夢、作品作成の経緯についての説明、作品の発表などがありました。受賞者・受賞校と作品・論文名などをご紹介します。
(1)算数・数学ジュニアオリンピック
・小学生 金メダル
福島市立蓬萊小学校6年 和田 輝幸さん
相馬市立中村第一小学校6年 齋藤 玲さん
・中学生 金メダル
いわき市立内郷第一中学校2年 湯川 寛之さん
・小学校 最高学校賞 いわき市立平第一小学校
・中学校 最高学校賞 学校法人福島成蹊学園福島成蹊中学校
(2)科学の甲子園ジュニア福島県大会
・優秀賞4チーム(全員中学2年生)
福島大学附属中学校(根本 絃希さん、加藤 凜朗さん、幕田 優寿さん)
川俣町立川俣中学校(佐藤 詩乃さん、武藤 和花さん、佐藤 慈季さん)
福島市立松陵中学校(武田 大治郎さん、渡辺 樹さん、瀬尾 充輝さん)
県立会津学鳳中学校(遠藤 凛さん、甲斐 泰平さん、山中 彩葉さん)
(3)「モラル・エッセイ」コンテスト
・中学生の部 最優秀賞
「大好きな笑顔」 福島大学附属中学校1年 横山 和奏さん
・高校生の部 最優秀賞
「『適当』な母」 県立好間高等学校3年 西山 莉央さん
・一般の部 最優秀賞
「あいさつって・・・」 西郷村在住 蛭田 敦子さん
(4)野口英世賞
・中学校 個人研究の部 最優秀賞
「ミドリシジミ類のオスの翅(はね)の色味・輝きの役目」
福島大学附属中学校2年 守谷 史佳さん
・高等学校 共同研究の部 最優秀賞
「上部白亜系双葉層群足沢層に産出する浮遊性有孔虫化石について」
県立会津学鳳高等学校SSH探求部古生物班3年 菅家 将人さん 他5名
(5)朝河貫一賞
・中学校の部 最優秀賞
「同じベクトルで歩める世界へ」
会津美里町立高田中学校3年 千葉 あきのさん
・高等学校の部 最優秀賞
「『真の国際交流』の在り方-原爆投下を通して考える-」
県立原町高等学校1年 鈴木 桜子さん
「モラル・エッセイ」コンテストの優秀作品集は義務教育課ホームページに掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
4 受賞者のみなさん
表彰式の最後に、賞ごとに記念写真を撮影しました。
野口英世記念会賞とは、財団法人野口英世記念会より贈られる賞です。
各種コンテストにご参加・ご応募くださったすべての皆さん、ありがとうございました。そして受賞された皆さん、おめでとうございます!!
来年度も福島県教育委員会では、各種コンテスト等を実施する予定です。ご参加とご応募、お待ちしております!!