「福島県教職員相談室」より 『事故なし けがなし 病気なし』
雪の中から土の匂いがほのかに香り、春の足音が近づいてきました。3月が近づくと、東日本大震災の記憶がよみがえってくる方も多いかもしれません。
今回は、教職員相談室の福士久子相談員からのメッセージをお届けします。福士相談員からのメッセージは、日々教職員の悩みに向き合っているからこその心温まる内容です。教職員だけでなく悩める大人にエネルギーを与えてくれると思います。
※ この記事は、「ふくしま福利だより2月号」をもとに作成しました。
令和6年辰年、龍のごとくいろんなことが上昇する年でありたいと願った年明けでした。
しかし新年早々に能登半島地震が発生。甚大な被害に言葉を失いました。東日本大震災のあの揺れやその後の原発事故による生活苦がよみがえって不安が高まったのは私だけではなかったと思います。
3.11の大震災はまだ私たちの心にストレスを残していたのだなと思いました。能登半島の方々の一日も早い復興を心より願っております。
当たり前のことが当たり前にできるそういう日常が、どんなに幸せなのかをあの3.11の大震災で強く思い知りました。命の大切さ、当たり前の日常を精いっぱい生きる、感謝、いざと言うときの防災・避難方法、そして福島県ならでは放射線教育。我々学校現場では、こうした指導を続け、教訓を語り継いできたこの13年。まさに「疾風勁草」。これぞ不易なる教育だと思います。
大震災もコロナ禍も、皆の知恵で乗り越え、より良き対策や考えを生み出し進んできた教職員の皆さんです。「向き合うは、子どもたち」これからもどうぞ未来ある子どもたちのために、またひとりひとりの先生方らしさを大事に、教育に力を注いでくださることを祈っております。
学校教育の大事なキーワード「事故なし けがなし 病気なし」
でも、皆さん!頑張り過ぎは禁物です。何かあった時には、学校のことに限らず、家庭のこと、健康面のことなど何でも結構ですので相談室をご活用ください。電話、メール、来室、手紙いずれでも。お待ちしています。
※ この度、教職員相談室の場所と電話番号が変わりました。詳しくは「ふくしま福利だより2月号」をご覧ください。