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令和5年度「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」における語り部交流会を開催しました!!

 令和6年1月29日(月)、双葉町産業交流センターにおいて、令和5年度「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」語り部交流会を開催しました!!今回はこの事業について、そして語り部交流会についてご紹介します。


1 「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」とは?

 平成23年の東日本大震災の発生から、令和6年の3月11日で13年となります。今の高校生は、震災当時3~5歳。震災や原発事故の経験を自分の言葉で語ることのできる最後の世代となっています。今後、震災の記憶がない子どもたちが増えることを考えると、震災について伝承していかなければ、足下から風化が進んでしまいます。
 そこで福島県教育委員会では、自分自身で震災の経験を語れる最後の世代である高校生が、震災と復興に関する課題探究活動を通して、福島における震災、復興、そして未来について自分の考えを持ち、自分の言葉で語ることができるよう、令和3(2021)年度から「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」を始めました。

各学校で行っている「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」の様子です。左側の画像は、震災当時のことについて大人から話を聞いている様子。中央は「いわき震災伝承みらい館」を訪問して震災について学ぶ様子。そして右側は、他県の高校生に対して震災について伝えている様子。


2 語り部交流会

 今回の語り部交流会では、各実践校の代表生徒が、震災と復興に関連する地域課題探究活動をさらに深め、また各校の成果を他校の生徒と共有するために、次の取組を行いました。

(1)浅野撚糸株式会社双葉事業所「フタバスーパーゼロミル」の見学

浅野雅己社長からご挨拶をいただきました。
工場の内部を見学しました。

(2)各校の語り部の発表

 各校とも、計画的な地域課題探究活動に基づく熱心な発表を行いました。参加した生徒は、真剣な眼差しで耳を傾けていました。

パワーポイントを活用した発表
ポスターを活用した発表


 「語り部事業」では、高校生が震災伝承に関する施設を訪れたり、被災者や復興に向けた取組をしている専門家などから話を聞いたりして、震災についての理解を深めます。その後、それを踏まえて、高校生が自らの経験を県内外や海外の高校生等と交流することで、風化の防止や風評払拭、防災・減災につなげています!!


※「福島の今」を知る入り口として、下記のnoteの記事もご覧ください。


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