見出し画像

ふくしま教育通信                          2024年7月号 Vol.242


はじめに

 あれから3年。光陰矢のごとし、とは今でも通じる名言である。
 今週末に始まるパリオリンピック。通常オリンピックは4年に一度、でも今回は3年ぶりのオリンピック。早く来すぎたせいか、なんとなく、ピンとこない。きっと始まれば、あっという間に熱狂していくことと思う。
 10年ほど前に、1年間だけアメリカで暮らしたことがあって、驚いたことに、あの人たちは、何かあれば誰かが「USA!USA!」と叫びはじめ、それを機として、周囲の全員で叫び始める。つられて日本人の私たちも家族で叫んでいた。奥ゆかしい(?)日本人にはない光景だな、と感じたことを思い出す。
 オリンピックは私たちに日本魂を呼び起こす。こんな時くらい、思いっきり叫びたい!日本魂で思いっきり叫ぼう!

「ニッポン、ニッポン!」

「リレーエッセイ」
福島県教育委員会教育委員 大村雅惠(おおむら まさえ)  

 事故が起こったとき、それは、初めての間違いだったのか。

 それを考える際に、ハインリッヒの法則で考えてみると、事前に察知することが可能な間違いだったと気づくことができます。事故だけではなく、一緒に働く人が辞めてしまうとき、書類や鍵をなくしてしまったとき、きっとそうなる前のいくつかの「ヒヤリ、ハット」を感じることがあるかもしれません。会社を経営する視点で、書かれたこの文章を読んで、ハインリッヒの法則を教育現場にも適用すると、人ごとではないと感じられます。

「日々の思い」                                     職員課長 佐藤 敏行(さとう としゆき)

 福島県名古屋事務所赴任時代に職員課長はあることにはまってしまいました。「ドラクエ」「はごろも」「ロウリュ」「アウフグース」から連想されるその趣味。みなさん、もうおわかりですよね?わかった人もわからなかった人も、読んでワークライフバランスを楽しみましょう!                                      

「子どもたちが輝くふくしまの学校」

南会津町立南会津中学校

 自然豊かで穏やかな土地柄の南会津。移住暮らしの人も巻き込みながら地域の結びつきを深めています。環境保全に力を入れながら、地域への愛情を育み、継承してゆく優しさ。上流にダムのない美しい伊南川、天空にいるような星空、レッドリストで準絶滅危惧種に登録されているひめさゆり。それらを校章にした南会津中学校の取組をご紹介します。1年生が毎年行く尾瀬は山頂に湿原を有する世界的にも珍しい山です。

福島県立福島西高等学校 

 美術を専門的に学ぶことができる福島県内唯一の専門学科を有する福島西高校。記事を読むと美術好きにはたまらない高校の生活が見えてきます。また、家庭クラブの取組は○○甲子園入賞の常連校。楽しみながら学び、身につけ、人のために役立てる、一連の取組を紹介しています。

「編集後記」
教育総務課長 柾木 渉(まさき わたる)

 気候も変わり、母校の図書館も変わる中で、働き方も変えましょう、と提言する課長。ついでに、福島県教育委員会公式noteの宣伝も忘れません。若きエースからの提言を受容して、人生100年時代、どの世代もいきやすい社会を目指すwell-beingを実現しましょう!