マガジンのカバー画像

子どもたちが輝く ふくしまの学校

49
県内には、福島の良さを大切にした「福島ならでは」の教育を進めている学校や、個別最適化された学び、協働的な学び、探究的な学びへと変革していく「学びの変革」にチャレンジしている学校が…
運営しているクリエイター

#高校

「学校って、学ぶって楽しい」を再発見! 福島県立いわき翠の杜高等学校

 福島県立いわき翠の杜高等学校は、福島県いわき市にある単位制の定時制課程普通科の高校で、浜通り地方唯一の定時制高校です。本校は、平成16年に昼間主コースと夜間主コースを併設した定時制高校として開校し、令和5年度で創立20年目を迎えました。多様な生徒を受け入れ、個別最適化された学びの実践を目指して教育活動を展開しています。今回は、20周年記念行事をはじめ、特色ある行事や授業等で、充実した学校生活を送る生徒の姿をご紹介します。 1 「創立20周年記念行事」の様子  本年度(令

「松実」復興と地域創生に向けて         福島県立二本松実業高等学校(本校舎)

 令和5年4月、福島県立二本松工業高等学校と福島県立安達東高等学校の統合により、福島県立二本松実業高等学校が開校しました。工業科(機械システム科、情報システム科、都市システム科)と県内唯一の家庭科(生活文化科)を併設する専門高校です。「創造」「協調」「責任」の校訓のもと、高い専門性と社会性を身に付けるとともに、学科連携・地域連携による協働的・探究的な学びを通して、「地域産業の中核となる人財の育成」に努めています。  統合校における「地域連携活動」や「学科横断による探究活動」の

校訓「創造・協調・責任」の教えを胸に-安達東校舎の取り組み-            福島県立二本松実業高等学校(安達東校舎)

 令和5年4月、福島県立二本松工業高等学校と福島県立安達東高等学校が統合し、福島県立二本松実業高等学校が開校しました。  安達東校舎では総合学科の特色を生かして学びの幅を広げ、生徒一人ひとりの学びたいニーズを大切にして希望進路の実現を目指しています。「農業コース」「家庭コース」「福祉コース」「教養コース」の4つの専門コースに分かれて学習しています。それぞれのコースでの特色ある学びや、地域と連携した探究的な学びについてご紹介します。 1 特色ある学び (1)農業コース  

シン・南会津高等学校 -伝統×革新-        福島県立南会津高等学校

 本校は、同じ南会津郡南会津町内にあった田島高等学校と南会津高等学校が統合して、令和5年4月に新生 南会津高等学校として開校しました。「湧志」、「友愛」、「協働」の校訓のもと、両校が紡いできた伝統を大切にしつつ、新たな歴史を歩み出しました。今回の統合に合わせて、普通科から総合学科に改編しましたが、その特長をいかして、「文理探究」、「教養探究」、「アグリ環境探究」、「ビジネス情報探究」の4系列を設置しました。生徒一人一人が、興味・関心や進路希望に応じて科目を選択し、授業や実習、

これまでも、これからも地域とともに歩む 伊達高等学校の取り組み             福島県立伊達高等学校

 福島県立伊達高等学校は、1922年に旧 保原町に県北(けんぽく)地区2校目の県立中学校として創立された旧制保原中学校に由来する保原高等学校と、梁川町立実科高等女学校以来、100年の伝統を持つ梁川高等学校が統合し、2023年4月、旧 保原高校の敷地内に開校しました。旧制保原中学校は地元待望の中学校であったため、建設の際には、保原町民の協力で地ならしや土固めを行い、生徒たちが数キロはなれた町内の山林から十数台の大八車で赤松を運んで前庭に植えるなど、創立当初から地域とともにありま

新生会津農林高校の新たな挑戦           福島県立会津農林高等学校

 福島県立会津農林高等学校は、令和5(2023)年の4月に耶麻(やま)農業高校と統合し、新生「会津農林高校」としてスタートしました。本校は、校訓「未来創造」「耕土耕心」「誠実礼和」のもと、会津地区の職業教育推進校として生産科学科、環境科学科、食品科学科、地域創生科を持つ農業系の専門高校です。商品開発を学ぶことで、農業及び農業関連産業のグローバル化へ対応した起業的・創造的な学習に力を入れて取り組んでいます。そんな会津農林高校の教育活動の一端を紹介します。 1 インターネット販

新時代に向けた郡山高等学校の取り組み                 福島県立郡山高等学校

 福島県立郡山高等学校は、郡山市大槻町にある普通科と英語科を併設する学校で、「文武両道」を重視しています。勉強と部活動を両立させ、「文」では進路に応じた学びをしっかり行い、「武」では部活動やその他の活動をしっかりやる文化があります。実際に、生徒たちは勉強にもホンキ、部活動やその他の活動にもホンキで取り組んでいます。  令和7年度から探究科(仮)が設置され、「世界とつながる学びの変革」、「自然と身につく学びの変革」、「自分を高めるキャリア教育」を生徒の成長戦略として進めていく予

デュアル実習はじめました                         福島県立四倉高等学校

 福島県立四倉(よつくら)高等学校は、いわき市の最北に位置する県立高校です。本校では今年度の2年生より「デュアルコース」という新しい選択コースを設定しました。デュアルコースを選択した生徒は、週に1回企業等の現場で実際に働きながら学びを深めていきます。今年度は、2年生59名中20名がチャレンジしています。また、本校は地域に根ざした教育の一環として、四倉夏まつりのねぶたの作成や、海に近いことを利用した授業などを行っています。 1 今年度から始まったデュアル実習  「デュアル」