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子どもたちが輝く ふくしまの学校

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県内には、福島の良さを大切にした「福島ならでは」の教育を進めている学校や、個別最適化された学び、協働的な学び、探究的な学びへと変革していく「学びの変革」にチャレンジしている学校が…
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記事一覧

地域と連携した特色ある教育活動           会津若松市立第二中学校

学校の概要  本校は、鶴ケ城(若松城)の北側玄関口に位置し、会津藩家老 田中玄宰(たなか はるなか)の屋敷跡に校舎が建てられています。創立昭和22年の歴史と伝統を誇る市内有数の中学校です。  平成3年には、新校舎が完成し、会津若松市では初めての教科教室型の学校として授業を進めています。北校舎と南校舎の2階には、渡り廊下ならぬ渡り橋「飛翔橋」が架けられております。校舎全体に木をふんだんに使うなど、城下町を感じさせる建築となっています。  現在、特色ある取組としては、会津若松市

みんなでつくる 相馬支援学校             福島県立相馬支援学校

記事の概要 福島県立相馬支援学校は令和2年に相馬市から南相馬市鹿島区に新築移転しました。それまでの伝統を引き継ぐとともに、児童生徒からの発信を大切にしながら新しい取り組みを行っています。移転後は、新型コロナウイルス感染症対策で直接地域に踏み出していくことが難しい時期もありましたが、少しずつ地域に出向き、活動できることも増えてきました。仲間とともに、保護者とともに、地域とともに、児童生徒自らが感じ考え行動した活動をご紹介します。 1 相馬くるみチャンネル 相馬支援学校YouT

地域で子供を育てる矢祭小学校       矢祭町立矢祭小学校

記事の概要 本校は、平成28年4月1日、町内の東舘、下関河内、関岡、内川、石井の5つの小学校を統合し、5校の伝統と町民の願いのこもった矢祭小学校として開校しました。本校校歌の作詞・作曲者である小林研一郎先生の「未来は向こうから来るものではなく、こちらから創るもの」という思いを大切にし、教育活動を行っています。本校の特色である読書活動と、今年度から地域ぐるみで取り組んでいる人権教育について紹介いたします。 1 6年間で育てる子ども司書 「子ども司書」制度は、平成21年6月に

希望ケ丘を主とした身近にある自然との触れあいを通して、素直で豊かな心の育成                                     西郷村立西郷第二中学校

 本校は、中通り地方の南、栃木県との県境に位置しています。那須の山々や甲子高原の麓の自然豊かな環境の中にあります。                近くには、国道4号や東北自動車道白河IC、東北新幹線新白河駅 などもあり交通の便も大変良い立地にあります。 1 希望ケ丘からはじまる学級・学年開き(全学年 学級活動)  4月の学級開きでは、校舎のすぐそばにある丘「希望ケ丘」に登り、校舎を見下ろしながら学級ごとに集合写真を撮影します。新生活を迎え、この1年に期待を膨らませながら学年

「歴史と伝統のその先へ ~新たな魅力の創造への挑戦~」               福島県立磐城桜が丘高等学校

記事の概要 本校は今年度、創立120周年を迎えました。平成13年に女子校から男女共学となり、校名を磐城桜が丘高等学校に変更しました。所在地の地名が「桜町」であること、学校敷地内外に咲き連なる桜がシンボルであること等にちなんだものです。  校訓「調和」「勤労」「気節」の下、福島県の進学指導重点校に位置する普通科の高校として、「社会におけるリーダーの育成」を目指しています。  令和5年度から「教育コース」がスタートし、また家庭クラブが様々な活動に取り組むなど、新たな魅力の創造に

ともに歩み、ともに育む高瀬中を目指して                   郡山市立高瀬中学校

記事の概要 本校は、郡山市の東南、阿武隈川の東に位置し、安達太良山や安積山、磐梯山や那須連峰といった郡山市を囲む山々を西に望む小高い丘にあります。敷地の地下には「ほたて貝式古墳」があり、古墳時代より阿武隈川の氾濫から身を守るために人々が互いを思いやり助け合って生活してきた歴史と伝統のある地域です。そして今、その強さと優しさを兼ね備えた現代の「高瀬気質」ともいえる「SDGs」のテーマのもと、「ともに歩み、ともに育む学校」を目指し、高瀬小中コミュニティ・スクールとして、地域との連

自然首都・只見に位置する高校と輝く生徒たち               福島県立只見高等学校

記事の概要 本校は全日制普通科各学年1学級、全校生徒85名(令和6年度)の小規模な学校です。しかし、その人数からは想像できないような多様な生徒たちが、非常に活発で充実した学校生活を送っています。そのような学校生活を可能としている要因とは、一体どのようなものなのでしょうか。今回はそんな只見高校の魅力をご紹介します! 1 「地域みらい留学」って何?~只見町山村教育留学制度~  「地域みらい留学」は、日本各地にある魅力的な公立高校の中から、住んでいる都道府県の枠を超えて、自分

『ふるさととつながり、ふるさととともに歩む学校』               大玉村立玉井小学校(たまのいしょうがっこう)

記事の概要 大玉村立玉井(たまのい)小学校は、名峰・安達太良山のふもと、安達郡大玉村の玉井地区に位置し、広大な田園と「居久根(いぐね)」と呼ばれる防風林が点在する美しい景観に囲まれた小学校です。歴史は古く、明治7年1月23日創立で、昨年150周年記念式典を開催しました。児童数は305名で、大玉村全体として少子化の影響も少なく昨年度より15名の増となっています。  今回は、「みんなで支え、みんなで育て、みんなが育つおおたまの教育」のスローガンのもと、学校と地域が一体となって取

本宮市が舞台。「ミライ・ラボ」の挑戦!                                                        福島県立本宮高等学校

記事の概要  福島県立本宮高等学校は、令和3年4月に本宮市との包括連携協定を締結しており、本宮市からの様々なご支援をいただきながら、特色ある取り組みを進めています。その一つである、本宮市を舞台にした「探究」の学び、通称「ミライ・ラボ」の挑戦を中心に、本宮高校ならではの生徒たちの活動の様子をご紹介いたします。 1 福島県立本宮高等学校+本宮市=「フォトロゲイニング」 突然ですが、「フォトロゲイニング」というものをご存じでしょうか?  フォトロゲイニングとは、チェックポイントの

地域が支える 渡辺ならではの教育活動いわき市立渡辺小学校

記事の概要 いわき市立渡辺小学校は、昨年度(令和5年度)で創立150周年を迎えた歴史ある学校です。本校がある渡辺町には「青少年育成市民会議渡辺支部」や「渡辺地区ふれあい会」、「防犯協会渡辺支部」などの団体があり、渡辺公民館とも連携を図りながら子どもたちの体験活動を支えてくださっています。今年5月には、「青少年育成市民会議渡辺支部」の取組の1つである「田んぼの学校応援団」が、県内では唯一の環境大臣表彰を受賞しました。その活動を中心に、地域に支えられた渡辺小学校ならではの教育活

新しいけど伝統校                                                           ~喜多方桐桜高校の今と歴史と魅力~     喜多方桐桜高等学校

記事の概要 喜多方桐桜高等学校が既存校2校の統合によって誕生して10年あまり。商業と工業を学べる地域の専門高校として、生徒が元気に活動しています。 実は統合以前の既存校の歴史を含めるとその歴史は100年以上。さまざまな場面でその長い歴史が反映されている学校です。そんな〝新しいけど伝統校〟あるいは〝伝統あるけど新しい〟といった本校の一面をご紹介します。 1 5連覇達成!経営マネジメント科(商業科)喜多方とともに 「そこで私たちは、観光客の年齢層と観光の目的に注目し、次の研究

やれば伸びる どんどんチャレンジ 小高の子                          南相馬市立小高小学校

記事の概要  本校は、令和3年度に小高区内にある4つの小学校(小高小、鳩原小、金房小、福浦小)が1つに統合され、新生小高小学校となって始まりました。震災前は約700人ほどの小学生が小高区内にいましたが、現在は87名で学校生活を送っています。昨年度の学校重点目標が「限界突破 やればできる 小高の子」とし、事あるごとに児童も限界突破を目指して頑張りたいと意気込む様子が見られました。  今年は、昨年からの思いを引き継ぎ、限界を突破するためにもまずは挑戦していかないことには始まらな

生徒一人一人を大切にし、地域社会から 信頼される学校へ   福島県立白河第二高等学校

記事の概要 本校は、今年で創立76周年を迎える県南地区唯一の夜間定時制高校です。勤労と学業の両立を通して、社会人としての自覚と自主及び自立の精神を養い、思いやりのある豊かな心を持った人材の育成を図っています。 生徒の主体的な活動を支える取り組みとして、「進路ストーリー」に基づき、卒業後を見据えたインターンシップなどの活動をサポートするほか、「特色ある校内活動」を通した豊かな人材育成、「地域とのつながり」を深めるための活動、「健康・体力増進」に向けた取り組みを実践しています。

地域と共に「南会津中ならでは」を目指して                      南会津町立南会津中学校

記事の概要  本校は、会津地方の南西部に位置し、山々に囲まれた緑豊かな環境の中にあります。「南郷トマト」の生産地やひめさゆりの群生地として有名な地域です。平成25年に伊南中学校、南郷中学校の統合により誕生した学校で、令和4年度に創立10周年を迎えました。本校の校章は、地域住民の方と生徒から公募したデザインを基にして作成されました。開校時から、地域と連携しながら日々、郷土愛を育む教育活動を実践している本校の特色を紹介します! 【地域の資源を生かした体験活動の充実】1 高清水