「総合的な探究の時間」で、「教育」をテーマに探究活動を行っているという福島県立安積高等学校の1年生。今回はどのような発表だったのかご紹介します!!
1 安積高校生、いざ発表!
発表に来てくれた安積高校生は2名ですが、グループで「教育」をテーマに探究しています。「教育の格差」や「学力向上の取組」など、教育に関することについて調べ、7月には福島県教育委員会の教育施策について話を伺いたいと教育庁を訪問(物怖じしないでアポイントを取って行動する高校生、ステキです)。教育という視点から、福島県の現在と未来について考えている高校生。福島県の教育の課題にどのように向き合い、探究しているのでしょうか。
福島県の教育施策の柱としている「学びの変革」では、探究的な学びを大切にしています。そこで安積高校生も「探究的な学びが、自分たちの能力を高めるためにどのような効果があるのか興味を持った」とのこと。そこで、自校の1年生を対象に探究活動に関するアンケートを実施したそうです。
安積高校には、学びの本質について生徒自らが考える「開拓者の時間」というものがあるそうです。その中で、「目の前の具体について学ぶだけでなく、具体を抽象化・概念化して次の具体に応用できる学びが大切である」、というものがあったそうです。
高校生から発表の最後に、「このような学びを実現するためにも、普段の授業の中で、1人1台端末を有効活用することで個別最適化された学びにつなげていくこと、そして協働的な学びや探究的な学びを増やしていくことが必要なのでは」とありました。
2 大沼教育長への取材!?
高校生から大沼教育長に2つ質問がありました。どのような質問で、大沼教育長はどのように答えたのでしょうか、一部をご紹介します。
3 大沼教育長からの講評
高校生も大沼教育長も「教育」に対する思いがあふれて、予定時間を大幅に延長した今回の発表。最後に大沼教育長からエールが送られました。
福島県の県立高校では、探究活動が盛んに行われています。その様子は「ふくしま高校生社会貢献活動コンテスト」からもうかがい知ることができます。令和5年度は、「石焼き芋」で地域おこしなど、ユニークな探究活動が満載。ぜひ下の記事もご覧ください。
発表の最後に、安積高校生がこのように語りました。
「日々の授業のすべてが探究的なものとなり、子どもたち一人一人が学びとは自分自身のものであるということを実感することが、学力の向上につながるはずです」。
安積高校の皆さん、探究活動の発表ありがとうございました。これからも「福島のよりよい教育」に向けての探究を深めていってください!!