「県庁に みんなの声を 届けよう!」プロジェクトを開催しました(その4)
福島県教育委員会では、令和5年8月2日(水)に、「県庁に みんなの声を 届けよう!」プロジェクトを開催しました。
このプロジェクトは、県内の小学5・6年生を対象としたもので、今年度は「わたしにとっての『ふくしまぐらし。』~ふくしまの魅力とこれからのふくしま」がテーマ。どのようなプロジェクトだったのか、シリーズその4「意見発表②(知事・教育長等の前で発表)~修了式」をご紹介します。
1 意見発表②(知事・教育長等の前で発表)
内堀知事をお迎えして、3つのグループが意見発表を行いました。小学生はどのような意見を県庁に届けたのでしょうか。
(1)A班の発表
A班は、理想の福島県の姿として次のことをあげました。
・やりたいことができる
・大学や会社が多い
・災害に強い
・災害やSDGsについて発信する県
そしてこの理想の姿に向けてどのようになっていったらいいかについて
・よい学びができる場所を増やす
・ボランティア(みんなが楽しめるゴミ拾いイベント)をする
・ハザードマップを配り災害の対策をしてもらう
・いろんな県と交流して災害やSDGsについて発信する
など、ポイントを分かりやすくあげました。
内堀知事から、「堂々として素晴らしい発表でした。ゴミ拾いイベントは実際にやりましたが、地域だけでなく心もきれいになった気がしました。皆がボランティアに参加することで、周りの大人も変わっていくと思います。素敵な提案ありがとう」とありました。
(2)B班の発表
B班は、理想の福島県の姿として次のことをあげました。
・なりたい職業に合わせて進学ができる
・福島の良さが発信できる
・他県から福島にたくさんの人が来る
そしてこの理想の姿に向けてどのようになっていったらいいかについて
・福島県の伝統料理を紹介し、さまざまな人に知ってもらう
・どの家からも学校までは2キロ以内にあり、誰にとっても行きやすいことを生かして、学校を発着としたマイクロバスを出して、どの年代でも楽しめる観光をしてもらう
ことなどをあげました。
県教育委員会の方から、「学校を発着地点にしたマイクロバスを出して観光ができたら、もっとたくさんの人が交流できるのではという提案、とても素晴らしいアイデアだと思います」とありました。
内堀知事から、「福島には、昔ながらの遊びや伝統文化など魅力がたくさんあるということを、整理して私たちに伝えてくれました。お見事だったと思います」とありました。
(3)C班の発表
C班は、理想の姿に向けてどのようになっていったらいいかについて
・おいしい食べ物や楽しめる場所について、SNSなどで発信してほしい
・福島県の特徴を生かしたまちづくりをしてほしい
・子どもの将来に向かって暮らしやすい福島県にしてほしい
・他県では福島県産の食べ物があまり見られないのでもっとPRしてほしい
・路線の駅を増やしてほしい
・浜・中・会津を結ぶ特急電車をつくってほしい
と一人一人が自分の意見を発表しました。
県教育委員会の方から、「SNSでの発信など、他県にアピールすることはとても重要だと思います。ぜひ皆で福島の価値を色んな人に広めていってください」とありました。
内堀知事から、「東京や大阪で福島県産のおいしい農産物をPRしてきました。もっとPRして、福島に美味しいものがあるね、ぜひ食べに観光で行ってみたいと思ってもらえるように頑張りたいと思います」とありました。
2 知事より講評
3つの班の発表と質疑応答の後、内堀知事から講評がありました。
3 いざ、写真撮影
意見発表の次は集合写真の撮影です。撮影の際、知事から「桃の季節だから手で桃のマークを。そして福島と声をかけたら『大好き!』と言って」との声が。そこで全員で手の形を「桃」にして、「大好き!」とかけ声。
集合写真の後、知事から「ツーショットで撮影しましょう」との提案が。思わぬサプライズに、小学生は思い思いのポーズで「はいチーズ!」。
4 修了式
(1)教育委員の方からの講評
教育委員の皆さんから講評をいただきました。一部をご紹介します。
(2)教育長より修了証書の授与
最後に、大沼教育長から小学生一人一人に修了証書が授与されました。「福島県が目指す将来の姿の実現に向け、暮らしの視点で真剣に考え、福島のよりよい未来について立派に自分の意見を発表しました」と大沼教育長。キリリとした表情の小学生からは、達成感がにじみ出ていました。
令和6年度も「県庁に みんなの声を 届けよう!」プロジェクトを夏休み中に開催する予定です。令和6年度に小学5・6年生となる皆さん、来年度お待ちしています!!
※「県庁に みんなの声を 届けよう!」プロジェクトのその1~その3もご覧ください。