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ふくしま教育通信                          2024年8月号 Vol.243

特別企画 令和5年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)受賞者寄稿            決して忘れてはならない人                  ~あなたに出会ったから今の私がある~会津若松市立荒舘小学校長 鈴木 基之(前 会津若松市立城北小学校長)

2024年8月号 リレーエッセイ    夏の日に思うこと                                               教育次長 箱崎 兼一

2024年8月 日々の思い      「自分のからだの変化に、気づく・変わる・楽しくなる」を目指して           福利課長 坂詰 康(さかづめ みち)

やれば伸びる どんどんチャレンジ 小高の子                          南相馬市立小高小学校

生徒一人一人を大切にし、地域社会から 信頼される学校へ   福島県立白河第二高等学校

ふくしま教育通信                          2024年8月号 Vol.243

 今回のサムネイルのお写真は福島県観光物産交流協会様よりご提供いただいております。今年も桃の季節終盤戦。1日2~3個の桃を毎日食べています。あと何個、桃が食べられるか、と思うと、安く買える道の駅へ足繁く通ってしまいます。桃は福島の代表的な果物。でも、これから梨もブドウもリンゴも楽しみです。フルーツ王国に住んでて良かった☆ 特別企画令和5年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)受賞者寄稿 会津若松市立荒舘小学校長 鈴木 基之(前 会津若松市立城北小学校長)  「自分が相手にとっ

特別企画 令和5年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)受賞者寄稿            決して忘れてはならない人                  ~あなたに出会ったから今の私がある~会津若松市立荒舘小学校長 鈴木 基之(前 会津若松市立城北小学校長)

 生まれてから61年間。たくさんの方にお世話になり、今も毎日楽しく 生きることができています。その中でも、忘れられない人がいます。こ の人と出会わなければ・・・・。  私は、採用になってからしばらく特別支援学校に勤めていました。今 から30年ほど前、担任していた生徒の中に、自分の意思を音声ではほと んど表さない人がいました。私は毎日その人の手を引き、その人が好き だと思われる学習や遊びに誘いました。支えていると思っていました。  宿泊学習の夜中のこと、その人はなかなか寝付けず

2024年8月号 リレーエッセイ    夏の日に思うこと                                               教育次長 箱崎 兼一

教育を語るな、教壇に立て。 この言葉に感激し、教育という仕事に携わって三十年あまりが過ぎました。 勝ってみてもはじまらない。負けてやっては不遜になる。教育とは、出会いを求めての愛の闘争。 振り返って、そう思います。 どうして言えなかったのだろう、あの言葉。 どうして伝えられなかったのだろう、本当の気持ち。 過ぎ去った時間を戻して、こうすればよかったと思うことがある。 きみが泣いたとき、本当は笑って、希望を手にして欲しかった。 きみが笑ったとき、本当は泣いて、勇気を手にして欲

2024年8月 日々の思い      「自分のからだの変化に、気づく・変わる・楽しくなる」を目指して           福利課長 坂詰 康(さかづめ みち)

 みなさん、運動していますか?私共福利課(公立学校共済組合福島支部)は教職員の皆さんの健康に関する各種事業を実施しており、運動や食に関する情報もお届けしています。  福島県の教職員の皆さんの現状を見ますと残念ながら、「1日30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施していない者の割合」が全国平均より高く(図1)、「メタボリックシンドロームの該当者数及び予備軍」は増加傾向(図2)となっています(福利課作成データ)。  私は、週2日程度ジムで運動することと、片道30分

やれば伸びる どんどんチャレンジ 小高の子                          南相馬市立小高小学校

記事の概要  本校は、令和3年度に小高区内にある4つの小学校(小高小、鳩原小、金房小、福浦小)が1つに統合され、新生小高小学校となって始まりました。震災前は約700人ほどの小学生が小高区内にいましたが、現在は87名で学校生活を送っています。昨年度の学校重点目標が「限界突破 やればできる 小高の子」とし、事あるごとに児童も限界突破を目指して頑張りたいと意気込む様子が見られました。  今年は、昨年からの思いを引き継ぎ、限界を突破するためにもまずは挑戦していかないことには始まらな

生徒一人一人を大切にし、地域社会から 信頼される学校へ   福島県立白河第二高等学校

記事の概要 本校は、今年で創立76周年を迎える県南地区唯一の夜間定時制高校です。勤労と学業の両立を通して、社会人としての自覚と自主及び自立の精神を養い、思いやりのある豊かな心を持った人材の育成を図っています。 生徒の主体的な活動を支える取り組みとして、「進路ストーリー」に基づき、卒業後を見据えたインターンシップなどの活動をサポートするほか、「特色ある校内活動」を通した豊かな人材育成、「地域とのつながり」を深めるための活動、「健康・体力増進」に向けた取り組みを実践しています。