ふくしま教育通信 2024年9月号 vol.244
はじめに
地球は温暖化と寒冷化を繰り返しています。2万年から10万年の周期で。ただいま、まさに間氷期(温暖化)のまっただ中。これに加えて、人間の活動により30倍の速度で最高気温が上昇中です。これから寒冷化が始まるのはおよそ5万年後(人間の活動により10万年後となる説あり)。この気温上昇はまだ道半ば。過去の地球の活動を参考にすれば、あと2~4℃の上昇が見込まれます(人間の活動によりさらに上昇する可能性あり)。これから5万年、どうやって耐えていけばいいのでしょう。100年後にはこの世にいないであろう私たちは、急激な温度上昇をできるだけ緩やかなものにして次の世代に引き継ぎたいものです。
リレーエッセイ
教育委員 成澤 勝蔵(なりさわ しょうぞう)
パリオリ・パリパラ、フランスらしいオリンピックでした。オリンピックイヤーは、各国の違いにも目がいきます。東京オリンピック後に増えた外国人旅行者の日本に対するSNSの評判で気づく日本らしさとその日本らしさをつくるもの。何事も一日にして成らず、です。
日々の思い
社会教育課長 小林 雄(こばやし つよし)
海の家の閉所、コスモスが咲く、蝉の声が聞こえない、夜の虫の鳴き声。夏の終わり、を感じるものは人それぞれ。高校球児だった課長の夏の終わりはもちろんあれです。夏の終わりを感じさせるものって、何故か自分の青春と重なっている気がします。
子どもたちが輝くふくしまの学校
いわき市立渡辺小学校(わたなべしょうがっこう)
令和6年度 「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞した団体「田んぼの学校応援団」。これは地域の農家の方と渡辺小学校の活動です。機械でやる農業ももちろんのこと、機械が導入される前の農業についても体験しながら学んでいることが評価されました。その渡辺小学校の活動の様子をご紹介します。
福島県立喜多方桐桜高等学校(きたかたとうおうこうとうがっこう)
平成22年度に喜多方商業高校と喜多方工業高校が統合されて喜多方桐桜高校になりました。しかしながら、この二つの学校は元々(1962年まで)は一つの喜多方商工高等学校という高校で、平成22年に再び一つになったという面白い歴史があります。現在の喜多方桐桜高校の取組をご紹介します。
編集後記
教育総務課長 柾木 渉(まさき わたる)
子どもの夏休みが終わって、ほっとしている保護者も多いことと思います。一方で、子どもの学校生活に対して心配も拭えないと思います。その心配に対してできることといえば、学校でうまくやれてるかな、成績大丈夫かな、部活は毎日行ってるかな、など声をかけて、子どもと共有していくことくらい(親も教師も)。でも、もしかしたら、それが子どもにとっては大切なのかな、と感じさせられました。