記事一覧
福島県高等学校長協会では能登の方々へのメッセージを募集しています
能登では、年の初めの大地震による被害からようやく一歩を踏み出そうとしていた矢先に、大雨による洪水、土砂災害が被災地を襲い、被災された方々の「心が折れそうになる」というような言葉から、能登の人々の悲痛な心の叫びが聞こえてくるようです。
福島を生きる私たちは、東日本大震災において千年に一度といわれた巨大地震、大津波、それに引き続いて起きた原子力発電所事故、避難生活、放射線との戦いを経験しました。
特別企画 令和5年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)受賞者寄稿 お墓参り~感謝を伝え、ありのままの自分と対面する~ 福島市立吾妻中学校長 福地 裕之 (前 福島市立福島第四中学校長)
2012年9月16日、友人を一瞬にして亡くしました。交通事故でした。友人が運転する車に対向車が車線をはみ出して走行し、衝突しました。助手席には奥様が同乗していたので、友人は命がけで奥様を守りました。友人はいつもこうでした。家族のことを第1に想い、病気をすれば手厚く看病し、悩んだ時には近くに寄り添っていました。私たちに対してもそうでした。
友人の仲間は、毎年9月にお墓参りに行きます。お花とお水を
2024年10月号 リレーエッセイ 「読書してますか?」 県立高校改革監 佐藤 隆広(さとう たかひろ)
私は、小説を読むのが好きだ。電子書籍ではなく、紙の本。月に1~2冊読む。最近は、「泣ける物語」にはまっている。
先の報道で大きな衝撃を受けた。文化庁の読書に関する調査結果である。漫画・雑誌を除き本を月に1冊も読まない人が6割超と初めて5割を超え、前回の調査から約15%も増えた、とのこと。どの年代でもまんべんなく読書離れが進んでおり、若い世代ではスマホ・タブレットのおかげで本を読む時間がなく、
2024年10月号 日々の思い この秋、「地域の宝」文化財に触れてみませんか! 文化財課長 後藤 雅樹(ごとう まさき)
有形・無形の文化財は、地域の風土・歴史や先人達の営みの中で生まれ、先人達によって育まれ、先人達の思いとともに現在まで引き継がれた地域の貴重な財産です。また埋蔵文化財は、私たちが生活している地面の下に埋まっている、何千年も前の先人の生活や文化について教えてくれる貴重な財産です。文化財とは、その地域の特色・特徴を具現化したものとも言えるのではないでしょうか。
これら「地域の宝」である文化財に対する
『ふるさととつながり、ふるさととともに歩む学校』 大玉村立玉井小学校(たまのいしょうがっこう)
記事の概要 大玉村立玉井(たまのい)小学校は、名峰・安達太良山のふもと、安達郡大玉村の玉井地区に位置し、広大な田園と「居久根(いぐね)」と呼ばれる防風林が点在する美しい景観に囲まれた小学校です。歴史は古く、明治7年1月23日創立で、昨年150周年記念式典を開催しました。児童数は305名で、大玉村全体として少子化の影響も少なく昨年度より15名の増となっています。
今回は、「みんなで支え、みんなで