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ふくしま教育通信 2024年5月号           Vol.240

はじめに

 「ここから」というと前向きなことばに聞こえますが、今の心境としては「ここから祝日なしの10週間」とか、「ここから梅雨入りのどんよりとした天気に引きずられる憂鬱な気持ち」とか、そんな下向きなことばです。新生活が始まったばかりの時期は、交感神経が副交感神経を凌駕し、少しばかりテンション高め。でもしばらくすると春疲れが始まります。そして文頭のように「ここから」の要素が加わって、はぁ~って息が出てきます。そんなときは1日1個仕事をすれば上出来!な気持ちです。だって少なくとも50日も祝日なしで仕事をすれば50個の仕事が終わっているのですから。
 学校現場はここから大会が始まって、そのための練習、練習試合と、もしかしたら、生徒も教師も連勤記録が伸びてゆく時期でもあります。
 そうなると、外競技だったら雨は恵みの雨、になるかもしれません。生徒も教師もそんな日は練習をお休みにして、ゆっくり過ごせるといいですね。無理せず、時々お休みしながら祝日なしの2ヶ月間を乗り切りましょう!

「リレーエッセイ」                         福島県教育委員会委員 吉津 健三(きつ けんぞう)

 最近、オレオレ詐欺の被害が減っているようだ。それに対して増加傾向にあるのが若者に対する儲け話詐欺、である。その詐欺に対する私たちの心構えについて、現職の弁護士としてアドバイスを送る。


「日々の思い」
財務課長 松山  政行(まつやま まさゆき)

 いつも福島市街から見ることのできる吾妻小富士。日頃の運動不足を嘆きつつ、吾妻小富士に登って見えるいつもと違った景色から感じる働き方改革に通じる意識変革のススメ。


「子どもたちが輝くふくしまの学校」
白河市立小野田小学校                    棚倉町立近津(ちかつ)小学校                福島県立原町高等学校                                          

 福島県内の各小学校・中学校・高校・特別支援学校の取り組みを紹介する「子どもたちが輝くふくしまの学校」。
 今回は白河市立小野田小学校、棚倉町立近津小学校、福島県立原町高等学校の3校をご紹介します。
 白河市立小野田小学校の地域との結びつき、校地内にある畑でとれた野菜を使った自校給食など、きっと読んだら自分の子どもも通学させたくなる魅力的な取り組みです。
 棚倉町立近津小学校でも、地域との結びつきが密に行われています。地域の方々の全面バックアップにより行われるキャリア教育は「え?こんなことまで!」と驚きの幅広さです。
 原町高等学校では「教育コース」「保健・医療コース」のコース学習をとおして地域の大学や企業との連携授業を行っています。また、県内では珍しい箏曲部があるなど、魅力ある活動も必見です。


「編集後記」
教育総務課長 柾木  渉(まさき  わたる)

 まもなく1歳になるお子さんの成長を1週間ごとに感じる生活を送る課長の、日本の高校生特有の表現力不足により起こりがちな心配事について。新生活が始まって1ヶ月が経つ時期だから生徒や周囲を気遣いたいというメッセージをお届けします。


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