伝統をつなぐ一員として 施設財産室 室長 小島 哲
私は、地元の民俗芸能の保存に携わっています。小野町の浮金地区に伝わる「浮金小獅子舞」という、県内でも数多く見られる三匹獅子の一つです。小学生から中学生までの子どもたちが踊り手で、毎年9月になると約2週間の練習を行い、秋祭りに神社に奉納します。
例年、子どもたちは入れ替わりがあり、一人が卒業して新しいメンバーが一人入りますが、指導する大人や先輩達の中で、踊りだけではなく挨拶や礼儀を身につけ、日に日に成長する姿にはいつも感心します。また、指導する保存会のメンバーはほぼボラン